小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

JR北海道の不祥事に考える:

2013年09月29日 | 社会戯評
=JR北海道の不祥事に考える:
何とも、組織的な品質管理の水準が、劣化してしまったものである。否、日本の組織のそれと言っても、過言ではないかも知れない。これまでの過去の行き過ぎた労使紛争と、その反動とも呼べるような過度の利益至上主義や行き過ぎた合理化やら、組織内部そのものの労働意欲を損なうような風土や
風化が、原因なのであろうか?それにしても、これまでの日本の強みであったところの「個人の責任の高さ」という最後の砦も、あっけなく、バックアップの役割を果たさず、無責任な責任制の放棄と事勿れ主義のために、機能不全に陥ってしまったのであろうか?保安安全監査報告書の発表が待たれるところである。それにしても、JR東海だけの一人勝ちで、地方の利用客の減少に伴う、不採算路線の廃止や、合理化で生じる格差は、何とか、ならないものであろうか?常に、光が当たるところだけで、地方が切り捨てられて、ますます、格差が是正されないような状況では、この先、一体、どうなるのであろうか?公共交通という立場がまだ、存在しうるだけの理由がある以上、貨物も通勤の問題も、地方での対応策を早急に講じなければ、結局、同じような事例が、他の所でも、潜んでいることは、必至であろう。何も、鉄道に限らず、今日、様々な分野で、劣化が進行中であり、これを、如何にして、回復、新たな水準まで、押し上げる方策を、官民一体となって、推し進めない限り、日本の再成長の可能性は、恐らく、ないであろう。鉄道も、航空も、電気も、外交も、政治も、経済もと、全く、気を緩めるところがないのも事実であろうが、、、、、これが、日本の現状なのであろうか?改めて、こうした視点から眺め直すと暗然たる重いがしてくるのは、私1人だろうか?