小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

振付師 choreographerについて、考えてみた:小諸青雲館AIR(Artist-In-Residency)

2019年07月05日 | 社会戯評

振付師 choreographerについて、考えてみた:小諸青雲館AIR(Artist-In-Residency)

5月21日にこのブログで、<海外コンテンポラリー・パーフォーマーと議論する>という題名で、全くのズブズブの素人である、私が、議論を交わした内容をこのブログに、アップしたが、今月、スペイン人女性パーフォーマーであり振付師である、アンドレアが来日して、ジャズダンスや日舞のレッスンに参加する中で、彼女とも、この延長線上で、議論してみた。

尤も、議論と知っても、何も知識のない私では、議論にならないので、事前に、予備知識として、ネットで、調べてみることにした。何せ、50年も前の若者の私にとっては、パーフォームというよりも、頭の中は、舞踊という二文字の漢字表現で、様々なジャンルである、ブレイク・ダンスや、ヒップホップなど、更には、ファッション・ダンスという概念とは、無縁である。そんな門外漢の老いぼれには、唯一、尺度となるのは、お粗末な話であるが、海外での評価が高い、パーフォーマーとその振付師をまずは、検索するところから始めてみることにした。余りに多様なジャンルに関しては、後日、論じたみることにしたい。

それにしても、小学校でのカリキュラムに指定されるわけである。ヒップ・ホップが?!何故だ?何故、ヒップホップなのか?せいぜいが、サムが提唱するような、年寄り向けの老人体操としてのヒップホップか、ストリート・タイプくらいしか、知識がない私には、全くの青天の霹靂である。私の子どもの頃に、科目に取り入れられていたら、間違いなく、リズム音痴の私は、1の評価は、免れないことでしょう。

ローザンヌ国際バレー・コンテストや有名な国際的なピアノやヴァイオリン演奏コンクールでの日本人優勝者のニュースを聞いて初めて、納得する程度のレベルである。従って、その衝撃の大きさと驚きの程度は、筆舌に尽くせないほどのモノである。

成る程、世界的には、数多くの大会World of Dance, Dance Asia, etc)やテレビ番組などがあることに驚かされる。しかも、舞台演出というモノは、音楽という音だけではなくて、照明という光と、しかも、恐らくパソコンと連動していて、花火の打ち上げと同じように、今や、音と光に反応して、自動的に、それらが、無限に変化出来るように、1秒単位で、セットされているようである。化粧 メイクと衣装、顔の表情、身体の線、手足、指先の繊細な表現、とりわけ、まるで、密教の秘伝の印を結ぶかのような仕草とか、指先だけでまるでダンスを踊るかのような手法とか、これらに、加えて、日本人が最も得意とする集団的なシンクロナイズする動き、バブリーダンスくらいしか、YouTubeでみたことのない私には、振り付けの醍醐味が容易に、言葉を超えて理解出来る。成る程、Express yourselfというタイトルも頷けるものがある。インド映画で観られるような集団的な踊りと歌などは、どのような影響をしているのであろうか?興味深いところである。更には、踊りに合わせて、即興で、著名なチェロ演奏家のヨーヨーマーが、そのイメージを、音で表現するというコラボもあることにも、驚いてしまう。

言葉を超えた感性による自己表現とは、一体どのような方向性に、向かうのであろうか?言葉、言語とは何で有り、表現とは何で有り、言葉での表現に限界があるのであろうか?パーフォマンスという表現手段は、どのようなモノであり、何を突き破ろうとしているのか、昔の山海塾などの前衛舞踏くらいしか、知識のない私には、スペイン人若手女性パーフォーマー・コレオグラファーとの議論は、果てしなく、続く事になりました。

アンドレアに、送ったそれぞれリストアップしたURLのうち、私が、個人的に興味深いなと思ったり、公演を観に行きたいなと思ったグループを二つだけ、下記しておきますので、ご覧下さい。

先般のアルゼンチン・タンゴの生演奏を聴いた後で、又、更に、自己表現とは何かを考えさせられてしまいました。

 Fabulous Sisters: World of Dance 2018

https://www.youtube.com/watch?v=LGRoXI4No8M&list=RDMS5p9XaBl40&index=4

東京ゲゲゲイ:https://www.tokyogegegay.com/