日本人、中国研究学者の失踪、再び!:
朱 建栄なる人物の失踪も、既に、人々の記憶から、遠くなりつつあるが、2013年、この人物も、所謂、中国による対日本への宣伝工作員として、マスメディアにも、結構露出していたにも拘わらず、突然、二重スパイとしての嫌疑(?)をかけられて、中国出張中に、失踪し、帰国後は、それっきり、マスコミには、露出することがなくなった。一体、この事件の真相は、実際、どういうことだったのであろうか?一向に、マスコミからは、中国を意識しすぎてか、どうかは、分からぬが、闇の又、闇である。あれから、香港の出版業者やら、不正腐敗を暴く国内の出版業者や、民主・人権活動家、弁護士などを、次々に、越境検挙し、その習金平への批判封じを、徹底的に、推し進めたり、外国人に対する反スパイ法を強化したりと、人権・出版報道の自由への圧力を強めている矢先に、今度は、法政大学の趙 宏偉教授が、北京出張中に、失踪したそうである。明らかに、この背景には、一連の流れが、底流としてあることは、間違いのないところであり、日本は、断固として、自国民の海外での安全・保護という観点から、徹底的に、調査・抗議すべきであろう。その理由と現状報告を、明らかに、すべきであろうことは、当然であろう。本当に、こんなことをする国が、相互・互恵的な共通の価値観を有するに値する隣国なのであろうか?何故、こういう経緯に至ったのかを、はっきりと、公表されて然るべきであろうと思われる。北朝鮮による日本人拉致という過去の自国民に対する基本的人権を守りきれなかった日本という国は、一体、海外での日本人をどのように、平時でも、守り切れるのであろうか?その政治的な力量が問われかねない。何とも、不可解な失踪事件であろう。双方の政府から、何も、聞こえてこないのが、実に、気持ちの悪い話である。