小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

フェイクさぼてんも悪くない!?

2018年12月23日 | 自然・植物・昆虫

=フェイクさぼてんも悪くない!?

 最近では、フェイク・ニュースや、詐欺メールにも注意しなければならないので、大変な毎日である。愛犬が5年前に亡くなってしまったので、腰を悪くしてからは、一緒によく散歩した川沿いの散歩道も、一人では何とも虚しく、そうかといって、昔のように、女房殿の買い物に、マーケット・リサーチと称して、濡れ落ち葉の如く、ついて行くわけにもゆかず、スーパーや本屋の中で、ウロウロ、歩数を気にしながら、軽い歩行運動をすることになる。ある日、最近、話題になっている著名な高級家具店に対抗するカタカナ3文字の量販家具チェーンを散歩していたら、果肉植物が、なかなか、シックな形の花瓶の中に、植えられていたのを発見して、値札を観たら、ワン・コインだったので、これは、お値打ちで、安いと思い、衝動的に、購入して、それ以来、霧吹きで、さぼてんに水やりをしたり、息子夫婦に、これは、優れものだと、購入を勧めたり、時々、陽に当てたりと、結構気に入っていたものである。それでも、日がたつにつれ、そんなさぼてんのことも忘れてしまい、たまたま、駅のショッピングセンター内のおしゃれな洋風雑貨屋で、クリスマス用品の近くに、似たようなさぼてんが、似たようなガラス瓶の中に、植えられているのが、眼に入ってきた。何気なしに、いくら位するのかと手に取ってみて、眺めていたら、ふと、ラベルの表示に、眼が止まった。白内障気味の目を凝らしてみると、そこには、フェイクさぼてんとの表示があった。そして、容器の素材は、ガラスではなくて、割れにくいプラスチックであると、記載されていた。恐る恐る、さぼてんと土と思われる素材に、手で触ってみると、成る程、よく出来ているモノである!ということは、我が家にある似た代物も、ひょっとして、フェイクさぼてん、フェイク土で出来た、プラスチックのガラス瓶とおぼしき容器も、そういうことなのであろうかと、帰宅後、確認してみたら、結局、フェイクさぼてんという結果であった。そういえば、霧吹きをかけても、なかなか、成長もしなければ、枯れもしないし、土の色も、乾かないし、いやはや、恐れ入りました。多分、購入時に、ラベル表示をよく見ないで、はさみで切って捨ててしまったようである。

それにしても、よく出来ているモノである。知的財産権を侵害する違法偽高級ブランド・バッグや腕時計ならいざ知らず、フェイクさぼてん、観葉植物でよかった。ワン・コインで、こんな楽しみと癒やしの感覚を味わえれば、元は取れたかな?和紙の切り花もなかなかの出来映えだが、このフェイクさぼてんは、たいしたものである。お薦めですね!



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