小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

=新型コロナ・ショックと監視社会:

2020年03月15日 | 社会戯評

=新型コロナ・ショックと監視社会:

 

既に、春節前には、中国の金持ち達は、5000万人も、武漢他を離れ、海外疎開してしまい、日本にも、多数の観光客が来日していることは、周知の事実であるが、与野党を含めて、一体どれ程の観光客が武漢から来日し、何処を訪問していたのかなどは、国会でもメディアでも詳しく取り上げられていない。まるでマッチ・ポンプみたいに、自分で、火をつけておきながら、今度は、逆に、火消しを誇るような習金平による政治ショーにはやや、ウンザリするが、12億の人間を束ねるには、強権的な強引な都市封鎖以外には、新型コロナ・ウィルスに対抗するためにも、何が何でも、<ヒト・モノ・カネ・情報>を強権的に、私権を制限してまでも、ある種の監視社会を、構築してゆかないと、致し方ないのであろうか?それにしても、忖度政治の最中でも、韓国、或いは、日本による中国への忖度は、最たるモノで、WHOすらも、右へならえとは、恐れ入ってしまいます。それにしても、インバウンドの4000万人目標も、又、2020東京オリンピック・ゲームの予定通りに開催も、主催者がどんなに、声高に叫ぼうが、相手があっての話で、既に商業主義化してしまったオリンピックは、莫大なテレビ放映権料を支払って貰っている以上、谷町のご意向を忖度せざるを得ないのはなかろうか?

中国国内のこれまでのビッグ・データによるヒトの流れ・移動は、交通網の整備というお題目に関わらず、初期の高速道路の監視カメラから、徐々に、町中の監視カメラ、或いは、<顔認証システム>とも、リンクしながら、赤信号を無視して横断歩道を渡ろうとするとすぐさま、警察官に拘束されるという所にまで急速に発展し、更には、この新型肺炎を機に、一気に、QRコードやドローンまでも活用した、<個人のヒトの流れ>、即ち、地下鉄を乗り換えて移動するときにも、全ての<ヒトの移動の追跡履歴>が、<当局に監視管理される仕組み>となりつつあると謂われている。何でも、地下鉄の車両を乗り換えて移動しても、新しいQRコードをスキャンしないと拘束の対象になると謂われている。若い頃、よく、<ヒト・モノ・カネ・情報を重視せよ>と謂われてビジネスの世界で闘ってきたが、今にして思えば、正鵠を射ているようで、実に、感慨深い。確かに、ヒトが移動しなくなり、モノが動かなくなり、人の心理が消費意欲やマインドが冷却すると、供給が、サプライ・チェーンが崩壊連鎖してゆき、グローバリズムの中では、どうすること出来なくなる事態に陥り、やがて、過剰な加熱していた株式相場や、眼に見えなかった潜在的な不動産市場を含む金融市場の矛盾が、顕在化してきて、そこへ、未知への恐怖・不安心理から、様々な憶測情報やデマ情報が一人歩きしだし、フェイク・ニュースが、フェイク・ニュースを呼び、収拾が困難になってくるものである。

かつてのオイル・ショック時のトイレット・ペーパー買い占め騒動にも、全く、その歴史的教訓を学ばず、又、中国人留学生を動員した<転売ヤー>や、オークションと称した、或いは、抱き合わせと称して、不足気味のマスクや消毒綿などのネット販売など、誠に、IT企業の<品格のない、なりふり構わない商道徳の堕落>・<矜持の無さ>が、何故に、生じてくるのであろうか?更には、東日本大震災の時のメガソーラー発電構想と同じように荒唐無稽のマスク供出というよう孫正義による元メルカリのオーナーまがいの大風呂敷宣伝など、<経営者としての品格や矜持>も、問い直されて面白いモノである。こういうときこそ、経営者や人としての品格が、ハッキリと出てくるモノである。しかしながら、何故に、<チャイナ+>ともう、何年も前から、喧伝されていたにも関わらず、同じ轍を踏むのであろうか?そもそも、<モノ消費~コト消費へ移行>等と、謂われていたにも関わらず、結局、ツアーバスの運転手や中国専門旅行社や芸能スポーツ・イベント関連や、スポーツジムのフリーのインストラクターとか、或いは、フリーランスのミュージシャンや小規模経営のライブ・ハウスなど、飲食業界、クルーズ業界など、嘗てのSARS・MERSの事象から、何の教訓も得てこなかったのであろうか?結局、最終的には、一番の零細弱者である労働者や派遣・非正規の被雇用者が損害を被り、内定取り消しとか、新規採用抑制、とか、<セイフティー・ネットの機能不全>に陥ることになるのだろうか?。厚生労働省の幹部は、<コネクティング・ルーム・スキャンダル>の張本人が、感染対策のクルーズ対策の陣頭指揮を執るなど、こちらも、<官僚組織の機能不全>に陥り、感染病研究のヘゲモニー争いとも絡んで、連日のテレビ報道を風聞していると、成る程、そういうことなのかと納得されよう。むしろ、地域・地域の首長による感染症対策を、国があてにならなかったら、独自に、和歌山県のように、クルーズ船隔離対策とは別のスクリーニング検査の独自対応策の積極的なシステム構築をしなければならないかもしれない。それにしても、<どさくさ紛れでの特別緊急措置法>など、私権の制限を伴う案件にも関わらず、国会では、十分審議されることなく、お友達内閣の閣僚の辞任や<説明責任の放擲>というていたらくである。いつの何やら、今年の<桜のお花見の会>も、濃厚接触を避けるべく、どうやら、自然消滅の様相である。

テレワークをみていると、これからの時代は、今更ながら、会社へ出社して、顔つき合わせて、結論の出ない長時間に亘る会議をする必然性もなくなり、むしろ、ウェッブ会議や交通費の削減とか、人件費の抑制を図り、クラウド上で、互いの日程を確認し合い、ファイル共有システムから、シェアワークで書き込み。アップデートする方式へと移行を加速させてくることでしょう。ますます、<飲み会と称した濃厚接触からウェッブ上へ>と<人間関係も希薄>に、<組織への忠誠心も、薄れてくる>ことは間違いなく、加速化されてくることでしょう。コロナ・ショックは、株式相場のみならず、人々の意識改革と行動パターンにも影響を及ぼし、やがては、長期的には、社会事態への変革を促してくる可能性が、高いのではないかと思います。

それにしても、短期的に解決すると思われていたコロナ・ウィルス禍が、むしろ、南半球とかに拡がるこれからのグローバルなパンデミックを考えると長いスパンでの対応を個人個人に強いるような展開になるであろう。年寄りは、じっと我慢、家籠もり状態とライフ・スタイルの変更をよく考えないと駄目かもしれません。

 



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