今日は“敬老の日”ですが、我が町内会では9月10日に開催されました。20年間毎年出席していましたが、今回は喪中のため欠席しました。
町内会では、毎年市内のイベントホールで町内会福祉部が企画していますが、75歳以上のお年寄りが対象とは言え、120~130人の方々が元気に出席し、楽しい1日を過ごしています。きっと、今年も・・・。我が家でも毎年楽しみにしていた母も逝去し敬老会は出来なくなりました。
過日の市議会で敬老会への助成金が取り上げられました。苫小牧市では、一人3.000円の助成金を出していますが、高齢化社会の進展も加わって“行政改革”の名のもとで70歳以上の対象者を年々延長して、現在の“75歳以上”となった経緯があります。(公的年金の支給年齢の引き上げと同じですネ?!)
今回はさらに、他都市との助成額の比較を理由に、助成額を一人当たり1.000円に見直しする方向が打ち出されました。
ある市民から「これまでのような町内会単位での“敬老会”を企画すると助成金1.000円では出来ない。町内会負担が大きくなるので大変・・・。」など“敬老会のあり方”に対する心配の声が出されました。
そもそも論で議論すると“敬老会”の主催者は市でした。ところが、対象者の増加等で市民会館では難しいので、各町内会に委託するようになりました。いつしか、市(理事者)から出席する方は来賓扱いとなってきました。
財政面から従来の方式で議論すると対象年齢の引き上げが出てきますが、そうなると出席する人に支障がきたします。助成金を減額すると、主催する町内会は困ります。どのような方向性が一番良い結果を生むのでしょうか?
前出の方から「渡辺議員はどう考えますか?」と聞かれました。私は、「仮に助成額が減額されれば、従前のような“敬老会”を企画するのは難しくなるでしょう。他都市並に助成するとなれば、市が直接、対象者に地域経済の活性化も含めて市内のどこの店でも活用できる“商品券”を送る方法もひとつの案と考えます」と答えました。が、それが本当に“敬老の日”の祝いになるのか否か、難しい問題です。
これから、もっと高齢化が進みます。1年12ヶ月で9月だけを敬うのではなく、年間を通してお年寄りを大切にする政治が大切ですネ。
野田政権は、震災復興財源に消費税増税を打ち出していますが、これはまさに“高齢者いじめ”であり、被災救援とも逆行する施策であり、絶対に許してはなりません。