毎年 タイのお正月、ソンクラーンになると交通事故による死者数が話題になります。
(昨日からの続き)
昨年は3,977件の内、飲酒絡みが40.7%で373人が亡くなっているとか… 今年は12日~18日と大型
連休となりましたから、この数字を上回るんでしょうネ。 政府は毎年 あの手、この手、と手を打ちますが、
減りそうにありません。 日本もそうですが、祭り事に酒は付き物ですからねぇ~
<タイは酔ったら乗るな?>
“飲むな” というより “飲んだら乗るな” を、徹底したほうが良いのかも知れませんヨ。 今年も
プミポン国王の健康回復を願い、ソンクラーン休暇中は節酒 もしくは禁酒をするよう呼びかけながら
「ハッピー ソンクラーン ノンアルコール」 のキャンペーンを行っていますが、どうなりますか?
ソンクラーンの水の掛け合いを見ていると、事故は起こるべくして起きていますネ。 酔うためのお酒、
ラオカーオをあおりながら、バイクを運転したり、ピックアップトラックの荷台で水かけに興じて、落ちたり
こんなケースが後を断たない、と聞きますモノね。
<結構 若者も飲んじゃってるヨ>
タイではアルコール飲料の規制が数多くありますが、このピックアップトラックの荷台で飲酒するのも
違法となる法令の制定を急いているそうですヨ。 言っても効かないから何でも法で縛ってしまうのかな?
今年のキャンペーンでは、08年に制定された 「アルコール飲料規制法」 の遵守も訴えているようです。
その制定って、知っていました?
* 販売・飲酒禁止エリア (寺院・官公庁・教育施設・公園など)
<6か月以下の禁固、または1万バーツ以下の罰金。もしくはその両方>
* 販売禁止時間 (午前11時~午後2時、午後5時~午前0時の時間帯に限られる)
<2年以下の禁固、または4千バーツ以下の罰金。もしくはその両方>
* 20歳未満の者への販売禁酒
<1年以下の禁固、または2万バーツ以下の罰金。もしくはその両方>
<タイの強い酒、ラオカーオ>
その他にも、アルコールの割引販売・無料配布・引換券の配布・景品にする… 等々が禁止されています。
タイではタバコもそうですが、お酒も まったく 悪者ですネ。(笑) 厳しいです。 でも 保健省では、
国民に このアルコール飲料規制法の内容が まだ余り浸透していないと、嘆いているとか・・・
アルコール規制団体なども、タイ人のアルコール消費額は年間2,000億バーツ(約5,600億円)であり、
アルコールにより生じる損害は3,500億バーツ(約9,800億円)に達する、と指摘しながら 「政府は多額の
酒税を徴収しているつもりだろうが、アルコールが原因で政府の負う損害は税収をはるかに凌いでいる」…
<タイのビール、あれこれ>
また タイ人のアルコール摂取量は、一人あたり年間6㍑から7㍑の韓国や日本よりも多いとし、
「国民の飲酒を管理できない国は経済も発展しない」 と警告をもしています・・・
確かに、タイは8㍑を超えておりアジアではトップで、10㍑から12㍑の欧米に近づいてはいます。
が、これは日本人はじめ外国人も 凄く貢献しているようにも思いますが、さて どうでしょう?
飲酒と交通事故、正月だからキャンペーンをやるのではなく、
普段から なんらかの施策が必要ですネ。
「タイでゴルフ友達になりましょ」 のホームページです
タイ・ゴルフを何でもランキングで紹介する情報サイト
この規制ってどんな意味、効果があるのでしょうか。これによって、飲酒量が減るとでも思ってるのでしょうか。単に販売量すなわち収入、よって経済の足かせにしか見えないのですが、
何かロジックがあるんでしょうね。
しょうがなく、は夕方5時まで待つことになりました。
唯 タイでは仏教からくるのでしょうが、アルコールは悪者扱いですからね。
この辺が日本とちと違いますね。でも この規律を守っているのは、
一部のセブンイレブンだけですよ。ファミリーマートなんかでは売ってくれます。
ビールぐらい、いつ飲んでもいいと思いますが・・・