16日の18時過ぎ、タイのプラユット首相がテレビ演説で、“120日以内に外国人観光客の
入国制限を緩和し、国を開放する” と、国民に宣言しました。 大丈夫でしょうか?
昨日の新規感染者数は国内で計3,058人、バンコク都でも867人と、一向に減る気配はありません。
一昨日の17日には、私もよく行く日系のフジスーパー1号店(BTSプロンポン駅近く)にて、
スタッフ一人の感染者が確認され、同日18時から20日までの三日間、閉店に追い込まれています。
バンコク都の中心地でもあり、日本人が多く住むエリアにもコロナは、身近になって来ています。
プラユット首相は「120日以内」を強調していましたが、演説は16日でしたから120日以内と
いうことは「10月中旬まで」ということになるのかな。ですが ワクチン接種も遅れ気味の中、
新たな感染者数が毎日2,500人から3,000人を超える状態が続いている最中ですからねぇ~
<プラユット首相のテレビ演説>
プラユット首相は、“今となって、国を開くことが重要であり、リスクを受けざるを得ない”
と述べ「ワクチン接種を完了した外国人は隔離なしで入国できるよう」120日以内に 制限を
大幅に緩和する方針を示しました。 その気持ちも分かります。何度も触れていますが、
タイでは主要産業の観光業が新型コロナウイルスの感染拡大で深刻な打撃を受けており、
経済の立て直しを急ぐためには、制限の緩和を進める必要がありますからネ。
<反対する野党の面々>
でも早速、タイ貢献党など野党から「タイ国民の命を賭けたギャンブルだ」と、120日計画に
反対の声を上げました。感染者が減らないことと、ワクチン接種率も10%に満たない現状では、
「準備も体制なども間に合わず、国民を不必要なリスクを負わせることになる」と訴えます。
多くの感染症専門家からも、“新型コロナ問題の解決に欠かせないワクチン接種が上手く
進んでいない。首相は国を開くことよりも、ワクチン接種に力を注ぐべきではないのか。
時期尚早だ” と、否定的な意見が多数を含めます。 同感ですねぇ~
首相が目標にする「2021年中に最大1億550万回分のワクチンを接種」が達成してから、
そして感染者が減っている、という条件付きですよネ。速くても来年初めからでしょうか。
もし「120日計画宣言」が実現すれば、コロナ禍で不人気のプラユット首相に対する国民の
信頼は高まります。首相はこれを期待し、思い切ったテレビ演説となったのでしょうかネ。
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ご意見と情報をありがとうございました。
日本は11月までには全国民へのワクチン接種が完了しそうですが、タイ国内は難しそうですね。
ワクチンパスポートのシステムはタイ、日本とも出来そうですが、果たして、年内に、入国後の隔離なしの渡航が可能になるのか?期待を持って見守りたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=LAbUHfEbTSw