厚生労働省は、がんなどの疾病を抱える人の治療と職業生活の両立を支援するためのガイドラインを公表した。主治医や産業医のかかわり方に加え、がんと診断された労働者のメンタルヘルス面への配慮も「留意事項」として提示。職場復帰支援のプランを検討する際は「人事労務管理担当部門や産業保健スタッフなどが組織的な支援を行うことが望ましい」としている。【新井哉】
ガイドラインでは、仕事を持ちながら、がんで通院している人は32.5万人と推計されていることや、疾病を理由として1カ月以上連続して休業している従業員がいる企業の割合は、メンタルヘルスが38%、がんが21%、脳血管疾患が12%あるとの調査結果を提示。今後は職場の労働力の高齢化が進むことが見込まれることから、「治療と職業生活の両立の対応が必要となる
がん治療と職業両立支援でガイドライン-厚労省、メンタルヘルスに配慮も
ガイドラインでは、仕事を持ちながら、がんで通院している人は32.5万人と推計されていることや、疾病を理由として1カ月以上連続して休業している従業員がいる企業の割合は、メンタルヘルスが38%、がんが21%、脳血管疾患が12%あるとの調査結果を提示。今後は職場の労働力の高齢化が進むことが見込まれることから、「治療と職業生活の両立の対応が必要となる
がん治療と職業両立支援でガイドライン-厚労省、メンタルヘルスに配慮も