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「悩みぶちまけろ」と研修で暴言、新入社員の男性自殺 労災認定、遺族らがゼリア新薬を提訴

2017-08-08 | 労働ニュース
製薬会社「ゼリア新薬工業」(東京都中央区)の新入社員の男性=当時(22)=が研修中に「悩みをぶちまけろ」と強く要求されたり、吃音を指摘されたりしたことなどから精神疾患を発症して自殺し、中央労働基準監督署(東京)が労災認定していたことが8日、分かった。男性の遺族は同日、同社などに対し約1億円の損害賠償請求訴訟を東京地裁に提起した。
 遺族側弁護士によると、男性は平成25年3月、早稲田大を卒業し、同社に入社。同年4月から新入社員研修を受け始めた。研修では、同社から委託された講師が「何バカなことを考えているの」「いつまで天狗(てんぐ)やっている」などと指導。男性は研修参加報告書に「吃音ばかりか、昔にいじめを受けていたことまで、一番知られたくなかった同期の人に知られてしまい、ショックでした」と書いていた。
 男性は5月、幻聴や妄想など異常行動が現れるようになり、研修施設から自宅に帰るまでの途中、東京都新宿区内で自殺した。
 研修は毎年、東京都内で約4カ月行われており、期間中、社員は施設内にほぼ拘束されている。夜も課題の追試を行うなどで、睡眠時間は6時間確保できない状態だったという。
 遺族らが26年12月、中央労基署に労災申請し、労基署は27年5月、男性の自殺は「業務上の死亡」と認定・・・・続きはこちら
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