以前はNikonのカメラを愛用していました。Nikonのカメラやレンズにはいろいろな想い出があるのですが、中でも印象的だった製品の一つがAI Nikkor 105mm F2.5です。
もともと製品としては知っていたのですが、Nikonの105mmのレンズは他にも種類があり、このAI Nikkor 105mm F2.5はF値が暗いこともあり、あまり目が向かないものでした。しかし、(今は別の連載が始まっているようですが)『ニッコール千夜一夜物語』の記事を読んだことで単なる格下レンズでないことを知り、Nikonの技術者の思いや歴史なども含めて感動したことも相まって、一番欲しいレンズの1本となったのでした。
AI-S化された後継品もありましたが、『ニッコール千夜一夜物語』に紹介されていたAI Nikkor 105mm F2.5を中古で購入しました。中古でレンズを購入したのもその時が初めてでしたし、古いNikkorレンズを使うのも初めてだったので、かなりわくわくする体験でした。
AI Nikkor 105mm F2.5は評判通りキリッとした写りの良いレンズでした。古いレンズを中古で買ったことでレンズのコーティング等が後の世代と異なるのか、色合いもかなり独特でした。何でもかんでも一番高スペックなものを買えば良いわけではないのだなと、勉強させてもらった銘レンズでした。
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