プリンタを買うときに必ず悩んでしまうのがエプソンにすべきかキヤノンにすべきかです。もちろんプリンタメーカーはhpを筆頭にIBMから切り出されたLEXMARK、ブラザー等々沢山ある訳ですが、私の場合は個人的な好みからいつもエプソンかキャノンの二択になります。
私がはじめて買ったプリンタはBJ-10vという機種でした。(記憶が間違っていなければ)はじめてバブルジェット方式が採用されたモデルで、当時主流だった熱転写方式のプリンタに比べると、コンパクトな筐体、静粛性、印字品質の高さなどいずれをとっても格段にエレガントなプリンタでした。このプリンタの印象がとても強く、以来プリンタといえばキヤノンという意識が働いてしまいます。
一方のエプソンですが、私がはじめて買った
カラープリンタは
MJ-700V2Cというモデルでした。当時発売されていたカラープリンタの中では圧倒的な表現力があり、カラープリンタといえばエプソンという印象を強く受けたのもこの機種を通してでした。ただし、BJ-10vと比べると動作音が非常にうるさく、どちらかというとキヤノンの方を贔屓してしまうようになったのもこのプリンタを買ってからのことです。そんなトラウマ?もあり、当然今回もキヤノンとエプソンの一騎打ちとなりました。
ちなみに前回購入したプリンタはBJ-F660という中堅機種でした。どうせプリンタなんて精細さが問われるのは年賀状印刷くらいなもので、日常的には文字中心の印刷もが安価で早ければよかろうと考え選んでしまいました。スキャナとしても使え、画像の印刷もそこそこきれいではありましたが、そもそもプリンタなど早々頻繁に買い換えるものではないので、何年と経たないうちにどうしても他機種と比べると見劣りがするようになってしまいました。そこで今回は最上位機種であるエプソンの
PM-A900
とキヤノンの
MP900
を比較することにしました。
店頭やカタログで比較する限り、両者ともほぼ同様の機能を備えています。特に今回重視していたのはプリンタとしての基本性能に優れていること、スキャナの機能が充実していること、デジカメから直接印刷できることの3点です。
MP900
が印字品質において
PM-A900
より若干解像度が荒くインクの容積もやや大きめというくらいで、機能面ではほぼ互角でした。価格についても量販店で見た感じでは
MP900
が2,000円程度安いくらいで大差ありません。
本当はちょっと用事があったのですぐにプリンタを購入したかったのですが、いずれも決定打に欠けるのでどちらを購入すべきかはしばらく悩みました。
PM-A900
はどの店に行っても品薄だったのでキヤノンにしてしまおうという考えも脳裏をかすめました。しかし裏を返せばそれだけユーザからの評価が高い機種であると言えます。最近の複合機社シェアはエプソンが1位と耳にしたことがありますし、個人的にはキヤノンの方がやや好きなもののBJ-F660にはあまり満足できなかったことと、印刷の解像度がやや荒いことから結局
PM-A900
を買うことにしました。