令和4年12月22日(木曜日)
12月定例市議会が閉会し、いよいよ来年の統一地方選挙に向けて、準備を加速しなければなりません。今日の大分合同新聞の一面トップは、県議会議員選挙に関する記事でした。
『大分県議選、51人が出馬見通し 投開票日まで4カ月切り準備本格化』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/66/09d2b2b300f66f8b20ec1fddcba0ed0e.jpg?1671746862)
県議選は、3月31日(金)告示、4月9日(日)投票の日程が、すでに確定しています。候補者として市議選を2回戦った私は、まだ正式に出馬表明はしていませんが、県議選に初挑戦します。初めてのことで不安もあります。しかし、明るく、元気に、前向きに頑張ってまいります。皆様の力強い応援をよろしくお願いいたします。
さて、一昨日閉会した12月定例会市議会の委員会審査では、予算を減額した総合的な子ども支援拠点創設事業のほかに、時間をかけたものがありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/21/c081c66a432b0f3fcac0ed1678245378.jpg?1671713387)
(委員会審査)
それは「中津江地区福祉保健施設移転整備事業」(高齢者生活福祉センター)と「公立教育・保育施設整備事業」(新こども園)の工事費の増額についてです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/ce/d80d09bdea8783fa1d3df2df91fbc954.jpg?1671713410)
(施設の建設地)
高齢者生活福祉センターは、令和4年度の当初予算に計上された工事費が3億9,062万9千円でしたが、12月定例会に1億7,511万1千円の追加が提案され、総額が5億6,574万円となるものです(当初の1.45倍)。また、新こども園は、令和4年度の当初予算に計上された工事費が1億560万円でしたが、12月定例会に1億799万円の追加が提案され、総額が2億1,359万円となるものです(当初の2.02倍)。
理由は、「資材費や労務費の上昇、施設の内装や規格の見直しなどを踏まえた実施設計により、追加費用が生じたことから、建設工事費を増額するもの」でした。資料には内訳が示されておらず、質問により答えを得たことから、追加で資料を要求しました。とても不親切に感じました。
確認したところ、資材費や労務費の上昇については、やむを得ない部分だと思いましたが、特殊基礎や外構工事など当初予算の段階で精査が十分に可能だったと思われるものが多くありました。したがって、可能な限り正確に行うという厳密性の原則に沿った予算要求を行うことを、委員会として強く要望しました。
なお、両事業については、昨年3月定例会において、議会として、実施設計委託の予算を議決しているため、事業が進行しているものと認識しています。特に、高齢者福祉センター分については、議決時点で、地元との協議ができていない状態だったと記憶しています(私は、この予算の減額修正案に賛成しました)。
協議や議論の余地を多く残したまま実施設計委託を認めてしまうと、のちに多額な工事費の追加が必要となる恐れがあることを、この案件が証明したのだと思います。総合的な子ども支援拠点創設事業に係る実施設計委託料の予算審査に、大きな影響を与えた事例だとも思います。
複数の議員が質疑しました。重箱の隅をつついているのではなく、効果的な税金の使い途を指摘するという議員としての的確な仕事だと思います。