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ななみ(血管肉腫)もりし(急性腎不全)うっちー(肺水腫)うぃる(脳腫瘍?)、せがーる・しおり コーギー姉妹の徒然日記。

血管肉腫治療のこと。

2010-12-03 | 飼い主
今宵は文章重いし長いです…
どうか、気持ちの乗らない場合は…飛ばしてやってください。
お願い致します…





ななみ は血管肉腫を患っています。

こうしてブログに記させて頂いて行くうち、
同じ病気で闘っている、ワンコさん、その飼い主さん、
そして…
病気は違えども、同じく闘病されている
ワンコさん、そして飼い主さんとも出逢う事ができました。


独り抱え込んで、
泣いてばかりだったのに…

沢山の温かい皆様との出逢いのお陰で、
今こうして穏やかに、遠からず最後を迎えであろう ななみ と
前を見据えながらも…共に歩く勇気を持て、ここまで来ました。


治療のこと。
少し触れてみたいと思います。


よく、治療の話になると、「それって人間のエゴじゃない?」
とおっしゃる人もいます。

確かに、動物達と話が出来ないので(大抵は)、
エゴな場合も少なからず有ると思います。


でも…
エゴなことと、エゴじゃない事の境界線って何? …って思いませんか?
それに、人間社会を見たとき、
多方面すべてにおいて、エゴじゃないことを探す方が難しい気もします。


だからこそ、治療や選択において
飼い主の考えが反映されて、そして、その子の事を思って選ぶ選択は
エゴとは簡単に言えないんじゃないか…って思うのです。





血管肉腫は、完治は出来ない病気と宣告されました。

「血管肉腫」と診断されたら、
一切の治療を止める飼い主さんも居ると聞きました。
(ワンコ本人、辛い治療をしなければならないので)


それも1つの選択だと私は思います。


私が、その選択は出来なかった…というだけです。



まず、転移が解ってから…
抗がん剤治療にに至るまでの中で、
外科的治療はどうなのか…と、先生に問うて見た所、
血管肉腫での転移で有った場合(確率は非常に高い)
焼け石に水状態だと…。
取っても取っても…次から次へ出来るであろうと言われました。

また、出来た転移先のものが、
血管肉腫のものかどうかを調べたくても、
出来た部位によっては、細胞片を採取するのも(病理のために)
大きな危険が伴う…と言われました。


そして、抗がん剤治療へと進んでいきました。




今現在直面している、抗がん剤治療についても、悩むところはあります。

◆辛い副作用を考慮しても使う意味が有るのか。
◆血管肉腫には、抗がん剤は効き難い…という現実。

本当は、使わずに行けるならば良いのかもしれませんね。


ただ…
私が抗がん剤治療を決めた理由は…

◆副作用の度合いは、個体差があるとのこと。←これは使ってみないと解らない。
 (場合によっては、とても少ない副作用で済む場合もあるとのこと)
◆少しは効果を感じれる場合も有るとのこと。
◆良い状態を保つ為の治療を先行したい。

ななみ の「クオリティー・オブ・ライフ」を考えること。これが一番条件でした。

弱った状態で、どんなに長い時間が有ったとしても、
ななみ にとって苦しみだと、私は考えたのです。


逆に言ってしまえば、手を尽くして駄目だったら…
「治療の深追いはしない」という事です。
深追いをし過ぎれば、かえって命を短くし、苦しめてしまう可能性もあります。




抗がん剤副作用についても、
私が想像している以上のダメージが今後出てくる可能性もあります。

ですが…
今使わずして、いつ使うか…という気持ちもあります。
(どんなことにも必ずリスクは付きものですし…)



ガン細胞というのは、転移先が決まると、
血管をどんどん作り出し、既存の血管へ接続します。
栄養の流通軸が完成してしまえば、
後は無限に増殖をするのみ(増殖回数に終りがないのがガン細胞)。
そして更に増殖場所を増やして転移していきます。

ここで、考慮が必要なのは、
ガンはガンでも、どんなガンなのか…ということ。
進行が穏やかなものであれば、
治療をしない事も1つ、とても意味が有るように思います。


血管肉腫は恐ろしく進行が早いです。
だったらば、今。
どこまで阻止出来るのか…
はたまた、抗がん剤、不発に終わるのかも…ですが。



正直、正解はないと思います。
きっと、何をしても、後悔をするのだと思います。

でも、だからこそ、
気持ちに正直に、前に進むしかないと思っています。
先生方の専門の知識を頂きながら、
今、ベスト…という方向性を探るしかないと思っています。


そして…
何もしてやれないからこそ、
「酵素」や「サメ軟骨」、「アガリペット」など
少しでもフォローしてあげられれば…というものを併用しています。
※ちなみに大学病院の先生には、こういった系は鼻で笑われましたが…。

免疫化学療法(活性化リンパ療法)さえ、
医学的に確実な数値は証明されてはいないのですが…それでも、可能なうちは…。




ここに至るまで、悩みに悩んだ末の結論です。



北海道のW先生、マーブル動物病院のT先生、N先生、先生方々のアドバイス
そして、日大大学病院での出来事… 全てが有っての今の気持ちです。






後は美味しいもの、沢山食べて頂いて…


大丈夫、どんな ななみ も受け入れるよ
だから、ありのままの ななみ でいい。
それだけで、もう、十分です…




命と向き合う事って難しい
それでも、参加しています

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今日の ななみ は、朝から瞳がキラキラしていて…
朝食も夜食も…
そして、旨うまのつまみ食い品まで…
美味しそうに食べていました。

昨日より+30%増し…という元気さです

朝から、掃除機じいさん(←掃除機のこと)作業にも
付き合ってくれたり…で、調子良いみたいです。




何処まで行けるかな…

そんな気持ちを抱えながら…。

前に進む事しか出来ない私達。

なんだか、哀しいね…。
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