* コーギーな生活へようこそ *

ななみ(血管肉腫)もりし(急性腎不全)うっちー(肺水腫)うぃる(脳腫瘍?)、せがーる・しおり コーギー姉妹の徒然日記。

断捨離を進めたい…。

2019-09-20 | インテリア&ガーデン

ある事実に気が付き、愕然としました。

 

 

うぃるの闘病中は

「自由がきかなくて片付いてなくてごめんなさい」

…と言い訳をし、

仕事が始まれば、

「余裕がなくって…」

…と言い訳をしている自分に気が付いた

 

サイテーなヤツじゃんよ、カイヌシ…

 

 

…という事で、断捨離、再び気合を入れます。

そして、ジャングルな庭も気合入れます

荒れ狂ってます~(´Д`)

 

断捨離については、ずっと地味には続けていて、

シャンプー&コンディショナー類の試供品や旅先のアメニティー系、

もう、ほぼ使い終わりになってます。

本当に、あとわずか…

洗面所の棚は、スッキリ綺麗になりつつあります

 

…あとは…

気合が入らず、とりあえず置きをしている室内。

「物の居場所」に戻してないがための、荒れ放題な現実です。

まずは、ここを正してから…

うぃるの遺品にとりかかろうかな、と。

まだ、気が重いけど…

いつまでも、そのままでは居られない、よね。

 

いい加減、最低限の物しか買わない生活に入りたいよ。

せがるーん…

気を付けないと、

断捨離されちゃうかもよっ

 

 

なんていいつつ、

緩い女に元気もらっている、この頃です

 

 

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秋の気配。

2019-09-19 | 飼い主

カイヌシは今日講習会でした。

 

横浜駅は、大きな大改修が続いていて、

これまでのテリトリーだった頃とは随分変わってしまってます。

うっかり油断すると、方向感覚失う位

焦りました…

 

この講習会は、とある資格更新の為に必須です。

今日を逃していたら…

また、新しくイチから取り直しだったのです。

でも、うぃるの闘病を一番と捉えていたので、

もう、放棄してもいいやとさえ思っていたのに。


会場で講習を受けている、カイヌシ。

結果、間に合うように出発した、うぃる…。

なんだか、胸が熱くなってしまいました

しっかり働け…って事なんでしょうけど。←うぃる流。

 

*

 

昼間はそれなりに暑かったものの、

夕散歩は秋の気配です。

半袖では、肌寒い位でした。

 

お留守番も長くなってしまったので、

お詫びも兼ねて、帰宅してスグ、

せがるんと、ロング散歩に繰り出しました

 

暑さが来る前、一緒に歩いていたコース。

何処もここも、全部が…

うぃるが健在で共に歩いた道程です。

 

うぃるはいつも、ここを歩いた…とか、

いつもここの匂いをチェックしていた…とか、

ここでオヤツをねだっていたとか、

ここは、あえて踏まずに反対側を好んで歩いた…とか。

 

そんな事ばかりが思い出され、

心が潰れそうになって、

泣きそうになって歩いていたら、

前から、お友達のEさんが突然に表れてビックリ

僅かな道程でも一緒に歩いて、

バカ話して…笑顔になって帰宅しました。

笑ってろっ…って事なんでしょうけど。←うぃる流

 

 

別れても、離れても、

守られてる…と思える不思議

うぃる、もうすぐ本格的な秋が来るよ。

 

うぃるの居ない…秋が来るよ。

 

 

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いつぞやかの別れの話。

2019-09-18 | うぃる(コギ♀)

「うぃるとは2回、さよならをしているの」

先日、犬ばあちゃん(カイヌシ母)がポツリ…と言ったのです。

 

何の事かと思ったら、

一つは、勿論、最後の別れの時のこと。

→ うぃるとの最後の別れの話 ←

※文字をクリック頂くと、そのお話へ飛びます。

4回目の発作で寝たきりになり、嗅覚や記憶を失い…4日目。

神経症状も厳しくなり始めていて、

先は長くないのでは…。

そう覚悟していた日々の中で、

母が一人、うぃるに逢いに来た日の事です。

 

そして、もう一つの「別れ」については、

これまで深く、語り聞くことはなかったと思います。

…記憶が曖昧…(^^ゞ

 

 

震災の有った、2011年。

ななみを送り出し…後、

雪の舞う2月11日に実家から新居へ、

うぃると もりしとカイヌシは引越しをしてきました。

 

当のカイヌシは、ななみの喪失感に支配されていて、

思い出の残り過ぎる実家から、

逃げ出るように、出発したことしか記憶にないのです。

 

犬達は、車に乗り込むとき、

それはそれは、毎度の旅に出るときのように、

テンションアゲアゲで、勇ましく、

うぉううぉう言いながら、乗り込んだのです。

いつもの調子で、ノリ良く…

どうせ、何も感じてないのよね、なんて、

当時、思っていたカイヌシ。

 

でも、本当は違った様です。

鈍感だったのは、自分の事しか見えていなかったのは、

余裕が何もなかったのは、

カイヌシの方だった様です。

 

うぃるは、犬ばあちゃん(母)に、

「ウチラ出ていくけど、あっちはアタシがいるから大丈夫

「ここは、アタシの実家なんだから、

アンタはしっかりしないとダメなんだよ

…と、瞳が語っていた、と母は言います。

 

そんなの人が創った戯言でしょう

そう、思う人も居るかもしれません。

 

でも、今になればこそ。

振り返ると、それは本当だったな、と感じるのです。

 

うぃるは、実家に戻ると、妙に態度偉そうでしたし、

アタシが帰ってきたわよ

とばかりにブイブイ言わせてましたっけ。

 

新居での、もりしの反乱の際も、

※上の文字をクリック頂くとそのお話へ飛びます!

もりしと、襲われているカイヌシの間に踊り出て、

誤った行いをしている もりしにくってかかり、

助太刀してくれたのも うぃるでした。

身体の小さい雌犬が、雄犬に気合で負けずにかかっていった姿、

あの、頼りがいのある黒い背中を、

時々、思い出したりするのです。

 

 

新居に来て、スグの頃。

うぃるは、この窓を自分のお気に入りと決めた様です。

人の出入りが観察できるので、

大好きでしたね~

 

 

1歳程から膵臓の不具合を抱え、

晩年は病だらけだったので…

決して体は丈夫ではなかったのだけれど。

犬猫達に慕われ、小さな命へも優しく、

ニンゲンをも上手にあしらい…(笑)

↑ お願いしても、絶対どいてくれない女…

 

 

やっぱり、こうして改めて思い返しても、

間違いなく支えられていたんだと感じます。

うぃるは「勇敢な守護者」だったんだなぁ、と、

改めて思うのでした。

 

 ま、我儘悪女でしたけれどねぇ…(遠い目。)

 

 

 

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見えてきた事。

2019-09-17 | せがーる(コギ♀)

秋めいた…と思ったら、

また、暑いでやんの…。

 

ずっと続いた暑さも辛いですが…

ぽこっとやってくる暑さも辛い…

 

 

せがるーん、のんびりやってます。

1匹だとマイペースです

(しおりが来ると、しおりに引っかき回されてる感じ…

 

1匹になって見えてきたことがあります。

せがるーんは、

全てにおいてユルユルです。

これまでの、せがるーんは何だったのか

…と思う部分もある程に、緩いです。

これまでは日常的に、うぃるに喝

…を入れられていたのかも知れませんねー

 

今までは、お留守番させるためにサークル入れると、

「置いてくんか―! このやろー!」

的に、ぎゃんぎゃん言われたものですが、

今は、「あ、ども、行ってらっしゃい」…ってな感じで、

既に寝の体制で、ワン…とすら言いません。

これも、きっと うぃるから尻たたかれてたのねー…と、

思ったりしています

 

 *

 

2019年2月15日。

もっともっと、穏やかな日々だと信じていた頃。

…でもね、思います。

しおりが少しでも多く、

うぃると接点を持てたことは大きかったと。

 

しおりが、何も知らないでパピ―ミルからシャバへ出て、

一番に、一目を置き信頼した うぃるの存在。

うぃるは過保護に面倒を見るタイプでは決してなかったけれど、

しおりに、沢山シャバの事を教えていたと思います

やはり、全てはあのタイミングで、

縁は必然で繋がっていった…ということ。

そして、きっと、しおりと、せがるんは、

うぃるの意思を継いだのだとも思います

 

 

ユルユルだけれどね~

 

 

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うぃる、最期の日の不思議な出来事。

2019-09-16 | うぃる(コギ♀)

うぃるの最期、カイヌシは安楽死を選びました。

だから うぃるを送り出したのは、病院でした。

そのお話は「うぃる、最期の日までの事*last*」に記しています。

 

うぃるに「死」を悟られたくないからこそ、

それまでの日常を、通院風景を演出する為に、

カイヌシは うぃると2人だけで病院へ向かいました。

コギ父は、せがるんと…お留守番です。

 

この不思議な体験はこんな背景がベースです。

 

 

コギ父はリビングでTVを点けながら、

待っていたといいます。

 

 

 

亡骸に変わった…うぃる箱を抱え、

帰宅直後…コギ父が開口一番に言います。

 

「何時頃、旅立ったのか」…と。

え…。…と思いつつ。

正直、悟られない様に送り出す事に、

S先生もカイヌシも必死で…

「何時何分ご臨終です。」

みたいな余裕はなかった…し、

穏やかな最期の事で頭がいっぱいだった…。

(というか、すっかり忘れていた…)←おい!

 

え…と、

エンゼルケアをして頂いて、お会計して…

車取りに行って、乗せて…だから…(頭の中で逆算)

戻ってきたのが、あぁ、この時間かぁ。

「40分前くらいじゃないかなぁ。」

 

「じゃぁ…間違いないや。」

コギ父、いつになく難しい顔をしている…。

 

 

リビングで、テレビの音に紛れて…

チーン、チーンチン!

かすかな、おりんの音に似た音が響いたのだそうだ。

※おりん←仏具にある、鳴らす器。

正確には、グラスを棒で叩いたような音にも似ていたそうだ。

初めは、TVの音かと確認したが…違う。

その後も、チーン…チーン…と、何度か。

何かが当たって鳴っているのかとも疑ったが、

この家に仏壇はないので、おりんも無い。

音の出るようなものもない。

季節的に、風鈴の線も疑ったが、

ずっと、闘病で籠って暮らしていて、

ここで風鈴の音すら聞いた事はなかった。

 

方角的には、うぃるの大好きだった窓の方から。

 

コギ父は、少し霊感がある…らしい。

過去、数々メッセージ的な不思議体験をしている男。

(カイヌシはその系の能力は持ち合わせていない)

 

「やっぱり、うぃるだったんだろうか…」

…と、二人でその時は、話していたのでした。

 

 

急でしたが、うぃるは当日の夕方、

荼毘に付して頂きました。

 

訪問して焼いてくれる業者さんを今回も利用していて、

車が到着する30分前に連絡がくる形です。

電話を受けて、お花を切りそろえ…

準備も万端、「そろそろ出発だよ。」…と、

うぃるの亡骸に語り掛けたその時でした。

チーン… チン…チーン!

丁度、私の背後(うぃるの好きだった窓)辺りから聞こえます。

ちなみに、その窓の横には、

ななみや、もりしや、うっちーのお骨を置いている棚があります。


この時、コギ父はトイレに居たので、

走って行って…「この音」と確認すると…

また、チーン…チンチーン!!!…と、

今度は少し力強く…!

 

2人で顔を見合わせたのでした。

高く澄んだ、綺麗な凛としたその音は、

何だかとても うぃるらしくて。

うぃるを音で表現したら、きっとこんな音…

そんな、印象的な音色でした。

 

ここで9年間…暮らしてきて、

後にも先にも、この音を聞いた事はありません。

 

うぃるが「じゃね

…と伝えたかったのだと、2人で思う事にしたのでした。

 

そう。

 

「西の魔女が死んだ」作品的に表現するならば、

 ウィルノ タマシイ ダッシュツ セイコウ

 そんなところだったのかも…と!

 

 

皆で、毛まみれで、

ぎゅうぎゅうで暮らした時間を忘れないよ。

これからも…ずっとね。

うぃる、愛しい時間をありがとね

 

 

 

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「助けて」の狼煙…と、うぃる1ケ月。

2019-09-15 | うぃる(コギ♀)

「ヤバイ」かも…。

なーんて聞いていたのは、先日の台風前夜のこと。

 

台風一過…の後、

心配していた生け垣が危機的状況

あらとらさまから「助けて」の狼煙が上がった~

 

仕事の都合がついたのが昨日

…という訳で、向かったお助け隊

 

勿論、出陣には…

オマケのせがーるん

緊張感溢れる面持ちではあるが…

流石は、緩いせがるーん、

すぐに…。

ちーん…!

 

 

作業は想像よりサクサクっと終わった

パパさまも居てくださって一緒に作業が出来たことと、

マルガリータ(丸刈り伐採)だったので、

繊細な作業を必要としなかった…

 

そして、15時頃でも、気温は高くなかったから、

光太郎くんともお散歩して…

 

せっかく近くへ行ったのだから…

無理を言ってお願いして、

さくらママさまと、アイリスさんにも会って、

お茶して帰って来ました

アイリスさん

ご近所のカフェで

 

 

写ってる足は、あらとらさま♪

あっという間に時間は過ぎて帰宅です

 

 

 

 

昨日は、うぃるが旅立って、

丁度、1ケ月。

 

そんな日に照準を合わせたかのように、

自然に会う事が出来たのも…

きっと、うぃるの意識の名残なのかも。

いつも、一緒にお邪魔していたから…ね

不思議だね

 

↑ お隣のお家のKさま より

 

14日に合わせて、お花を少し足しました

うぃる、せがるん も しおりも元気だよ

ちなみにしおりは、先日の台風被害の停電の後も、

13日お耳の病院でまた、遊びに来てました…

しょっちゅう、来てる…(笑)

こっちの心配はいらないよ

 

 

うぃるの不在は大きくて、

その穴が余りにも大きくて、

…淋しいけど。

 

なんとか大丈夫だよ

うぃる、ありがとうね

 

 

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また…

2019-09-12 | 飼い主

うぃるの最期の日の、不思議な体験を書いていましたが、

gooブログ、また不具合です。

ほんとダメですね、ここ…。

 

 

大して、文字数書いていないのに、

27000文字に至ってしまい、

先を進めるとまた保存が出来なくなるので、

(30000文字で保存&投稿不可になる。)

取りあえず、書きかけで一旦、保存をしました。

 

また、あれこれ裏技工夫して操作しないと、

仕上げられないのです。

…ってか、裏技を要するブログサイトって、何なの…

意味、あるのかいな

 

 

こちらも、暇じゃないし。

ホント、ダメだ…ここは…(呆)

 

ダメ繋がりで…

ダメダメモードの2匹の図…

 

たった、これだけ書いて、6504文字

今日は()ダメな日なのかも、ここ。

 

gooブログさーん、

定期的に、絶対おかしいですってばっ!

 

 

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うぃる、最期の日までのこと*last*

2019-09-11 | うぃる(コギ♀)

うぃるの最期の日までの事を記しています。

うぃるの状態や変化、カイヌシの心の動きが、

闘病中のワンコや飼い主さんの、

何か、ちいさなヒントにでもなればと思っています。

 

 

 

S先生と打ち合わせの後、帰宅したカイヌシ。

 

リビングに戻ると、呼吸の上がった状態の うぃるが横たわっていた。

コギ父「ずっと寝てたんだけど、今、

車の戻ってきた音を聞いて…おしっこ出た

排泄に手を貸してもらって…

オムツを取り替えてもらって、

呼吸を整えている所だったのだ。

 

汚れていないか、確認して綺麗にして…

いつもの、排泄後のお手入れをしている間にも、

うぃるは排泄の度の神経症状の疲れからか…

また、うとうと…と始める。

 

「うぃる、いつもの病院だよ。」

連れ出す頃には、もう半ば眠りに落ちているような状態に。

4回目の発作で麻痺が残ってからは、

これまでも診察は、こんな感じが多かった。

…とはいえ、

奇跡だ…とさえ感じた。

このタイミングでの排泄…からの眠り。

症状が特に酷くなり始めた昨日からを思えば、この時間帯に、

神経症状が影を潜めてくれている、このタイミングの奇跡

 

横向き寝で…脱力している うぃるを抱え、

車にそのままの横寝姿勢で、乗せる。

 

うぃる自身に「死」を悟られない為に…

これまでの日常を演出するのだから…

コギ父はお留守番。

(一度も付いてきたことはなかったので。)

 

出発…まもなく、偶然というか、何というのか。

エレナ母さまがお散歩で横を通過。

※エレナ母さまは、沢山うぃるの事でも支えてくださった方です。

うぃる、エレナ母さまに撫でてもらって。

もう、半閉じの瞳を大きく開けることも、

頭を上げることも、意思を伝えようともする事も、なかったけれど。

 

病院は、益々、混雑の様相を呈していて、

やっと空き駐車場へ停める。

建物までは距離がある為、カートに横寝のまま乗せて移動。

貼りつくような湿度と高温。刺すような日差し。

「うぃるぅ、タオルの下、保冷剤が敷き詰めてあるんだよ、

日よけも有るし、快適でしょう? …カイヌシは暑いけど。」

明るく、そんな言葉をかけながら、病院建物へ向かう。

ふと、足元に蝉の亡骸が転がっている事に気が付く。

命は皆、生きて…死んでいく。

死んだ先は、無なのだと思う。

共に在る時間こそが全てなのだとも思う。

そして、

死は、どんな死が理想なのだろう?

ぼんやりと思う。

 

比較的、早くに呼んでもらえた。

  

診察台に乗せても、うぃるは瞳を開けることも、

首を上げることも…足先を動かす事も…なく。

「うぃるちゃん、いつもの治療だよ。」

「今日はお背中じゃなくて、お手てに注射するよー。」

S先生の声は届いているのか、いないのか。

舌先だけ、鼻先だけ…すら、動くことはなく。

かすかに聞こえるのは、静かな寝息…だけ。

 

「心拍数が随分落ちていますね。」

…という事は、ここで送らなくても、

じきに…自然に最期の瞬間は訪れるのだと、思う。

これは、これまでの経験から学んだこと。

でも、もし今を生きながらえてしまったら、

その先に在るのは、穏やかな時間では…ない。

それも台風の影響を受ける厳しい時間。

また、神経症状が優位になり始めてしまったら、

再び、あの苦しみと不安に落とすことになる。

 

昨夜、覚悟をしながらも動かなかったのは、

不安と恐怖の中で…送り出したくはなかったから…。

そんな「死」だけは嫌だと、

想像したからではなかったか?

神経症状が優位になれば、その事だけでも恐怖に繋がってしまう。

 

その現実を知っているからこそ、

もう一度、心に問うてみても…

もう、迷う事はなく。

 

 

うぃるは、運ばれた状態のまま、

カイヌシが診察台に乗せた、その状態のまま、

瞳を開けるでもなく、耳すら動かすでもなく。

…口先を動かすでもなく、おひげを動かすでもなく。

静かな寝息を立てながら、

静かに、本当に静かに、

これまでの苦しみが、まるで何もなかったかのように、

羨ましい位に…

何の偽りもない穏やかさに包まれて、

その命の時間を…止め。

 

「いつか大好きな旅に、また一緒に出よう。」

一番最後まで、聴力は残り脳に届く…と聞いたことが有り…。

うぃるが、うぃるで在るうちに、

最期に、うぃるに届けた言葉でした。

 

 

箱に入れていただいて、

真っ白なタオルで包んでくださって、

枕元には、急遽花壇から摘み揃えたであろう

雨に打たれた、小さなお花が添えられてあり。

病院内、混雑しているのに…。

転院間もない うぃるの為に…、

S先生も看護師さんも…皆で並んで送り出してくださり。

そんな、命に対する向き合い方だけみても、

…感謝の言葉しか浮かばず。

 

 

今、思えば。

 

私たちは演じたつもりでも、

うぃるは、全てを解っていたのだ…とも思う。

 

 だからこそ うぃるは、最後の排泄の片づけを、

コギ父にさせたんだな、と感じ…。

元気な時には、コギ父を下に見て(笑)

食べ物が有る時以外は近寄らず、

呼ばれてもシカトを貫いていた うぃる。

その毅然とした態度は、全身で、

「アンタの犬にはならないわよ…」

と、語っていたと、思う。

いや、ワタシがアンタを従わせている…とか思ってたかも…

 弱った自らを晒して…託して、身を委ねて、

命の意味を伝えたかったのかも知れないし、

「別れの時じゃ…

と、言いたかったのかも知れない。

 

道すがら、さりげなくエレナ母さまにも会い、

そっと、別れを告げたかったのかもしれない。

それは「言葉」という形ではなくとも。 

 

最期まで、うぃるは与えられたミッションをこなした。

体調許される限り、お友達に逢い、

食育のJ先生とも、整体のK先生とも逢い、

最後の旅にも出て…、

食べたいものも食べ…、

靭帯断裂からの不具合を起こすことなく、

膵臓、腎臓、アジソン病etc…とも何とか折り合いをつけつつ…。

最後の、神経症状だけは…どうにもできなかったけれど。

  

そして、不思議な位に、

…すべての人間関係を、その本質をも露呈させ…

…出発していった。

良い事も、悪い事も…。

 

 ワタシはもう、居ないんだから。

しっかり生きていけ…と。

 

「Will (うぃる)」という名は、

勇敢な守護者

という意味ですよ。

教えられ、知ったその言葉が今も胸にあり。

守っていた筈なのに、守られていた、

今、そのことを、実感しているのです。

うぃる、女のコなのに…

重い任務を背負わせてしまったね、ごめんね。

  

 

そしてそして。

カイヌシとコギ父が最後に体験した、

不思議なこと…に繋がります。

 

 

何よりも…今、

苦しみのない…眠りであるならと…

願ってやみません。

 

 

 

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久々の活気!

2019-09-10 | 3コギ+ニャン

台風一過…。

お友達の所は…まだまだ大変の様です。

1日も早い復旧を願います…。

 

 

実家は、本日朝には停電が解消していました。

それでも、余りの酷暑…!

カイヌシ仕事中は家に居てもらって、

夜、母としおりを送り届けました。

 

 

これは昨夜の写真。

貼りつく輩が2匹…

久々の活気です~

 

 

食い物番長うぃるが、

発作の後遺症から動けなくなったあの日から、

もう、ひと月以上が過ぎています。

 

以前は、4匹包囲網だった頃も有った位なので、

何だか、せがるーんだけでは…

とても淋しかったのです。

コギコギ姉妹の貼りつきマーク

嬉しい、活気でしたよ

 

しおり、(若干…)若いエネルギーをありがとね

 

 

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早く言ってくれ…。

2019-09-09 | 飼い主

台風は、ほぼ直撃だったのでしょう。

その割には停電もなく、

自宅の庭も大きな被害は有りませんでした。

 

 

昨年は停電したし、

(※去年の、キャンドルナイトの図)

そして何より、木が倒れたのです

今回は対策ぬかりなく、大丈夫でしたよ

こんな風に写真をふり返る度、

この窓がお気に入りだった うぃるを思い出します。

 

 

母とは毎日電話しています。

本人随分ご高齢な事と、しおりも居るから。

そして、携帯を持たせていて、

何かあったら常に連絡よこせ、と伝えています。

 

時間の合間や仕事の移動中等に

連絡するのが毎日の事なのですが、

本日、連絡したのは14時近く。

台風一過で、酷暑と酷い湿度… 車の気温計は38度になっています。

母、何を言い出すかと思ったら、

「停電していて、ずっとエアコン使えない」

「でも風が抜けてて大丈夫」とか言ってる

尋常じゃない暑さと湿度なのに…

大丈夫なわけないよ、しおりも居るんだよ

もー…。もっと早くに言ってくれよ

幸いにカイヌシが動いていた場所が、実家と比較的近場だった為、

母の宿泊準備としおりの食事準備整えていてもらって、

※しおりは今、腎臓の療法食なの。

帰路、1人と1匹拾って自宅に落とし、職場に戻りました。

どうやら、4800戸程停電が続いているようです。

(復旧の目処が立っていない模様。)

 

母「東京電力からなんの連絡もないから…」

そりゃそうでしょう。

電気がなければTVからの情報も得られない。

ましてや、ネットを扱わない母世代は、

情報弱者なんですよね。

ま、私も相当な情報弱者ですが…( 一一)

そして、何らかの方法で連絡が来ると信じてる母…

 

「空襲警報出してくれた時代と違うから。

情報は自ら取りに行かなくてはダメなんだよ、そういう時代なんだよ

困ったらまず、私にでも投げかけてくれ

小さなことでも言ってくれと常に伝えているのですが、

戦争体験をしているからこそ、辛抱強い世代…。

黙って耐え忍んでるから…困る

朝イチ言ってくれたら、

暑い想いしなくて済んだのに…もー…

※ちなみに停電情報確認するも、

現在(20時39分)まだ復旧出来ていない様です。

 

母としおり、しばらく同居になりそうです。

 

しおりは外泊気分で、楽しそうです


 

 

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