テニスゲームは予測して動くゲームだと思う。事象が発生してそれに対処する場から予想して動く場に映らなければいけない。幸いテニスは一回の失敗は許される、二回失敗を続けないとゲームに負けないのだ。
事象に対して動けない人は前もって準備する、一度使われた技術はそれに対抗する技を考え使うようになることの面白さを感じることができるゲームだと思う。
あるテニスサークルでゲームしたとき、〇〇さんにはドロップショットは禁止、△△さんにはロブは禁止とするサークルがあった。
進化しないのだ、楽しく和気藹々と時を過ごすことが第一と考えられている場だから、身体は使わないように脳は使わないのだから十年一日使い古した技を使って楽しい時を過ごしていると思いきや案外コートの内外での口論が絶えない挙げ句の果てに一方的に出禁の宣言などしだす。
閉鎖された平和なサークルの維持に労力を使い疲弊してサークルは崩壊していく。
テニスゲームのコードは案外緩い取り決めで構成されていて、ベースに紳士淑女スポーツマンの枠を科せている。
そこが前述のサークルとなると、紳士淑女スポーツマンの変形が出没する。
相手を尊敬して傷つけたり不快な思いをさせない配慮ができなくなってくる。暴言・差別的な発言・セクハラは当たり前となり同調圧力が魑魅魍魎闊歩し出す。
多様性を認めて相手を尊敬・信頼してプレーをする、決して特別視する事なく平等に対処する、そこに仲間の進化が生まれ楽しいゲームができると思う。