奈良散策 第1071弾
2月11日、大和郡山市にある小泉神社の御田植祭に行きました。そのときに撮った写真の続きです。御田植祭は午後1時からだったので、少し前に小泉神社に着きました。1時から御田植祭が始まりました。初め、神主さんによるお祓いがあり、その後で、田植の模擬作業が始まりました。


初めは草刈り行事です。鎌で周囲の草を刈る真似をします。


次は鋤による畔作り行事です。周囲に溝を作っていきます。


それから、鍬(くわ)による畔豆穴穿ち行事。鍬で規則的に穴をあけていきます。


これは畔豆植え行事で、先ほどの穴に豆を一粒ずつ入れていきます。

確かに豆が入っています。

その次はいよいよ牛によるカラスキ行事です。2人が牛面のついた布をかぶり、後ろにカラスキ(唐鋤)が取り付けられます。周りにいる見物客はこの牛に向かって砂をかけます。この砂が雨の代わりだそうです。


いっぱいかけた方が雨が多くなるというので、皆、一所懸命に砂をかけました。

これがカラスキです。

牛は2周しました。そのころには砂がいっぱいかかっていました。

次は牛によるマンガ行事で、マンガは馬鍬(まぐわ)が訛ったようです。

やはり2周回って、砂かけをしました。


それから、もみ撒き行事で、実際に米を撒いていきます。



最後は田植え行事で、松の葉をくくって作った模擬苗を地面に置いていきます。これは後で、見物客が持って行ってもよいことになっています。これで御田植祭は終わりになりました。


この後は餅撒きがありました。


それから、みかん撒きです。我々は後ろの方にいたので、餅もみかんも最初から諦めていたのですが、それでもみかん2個が転がってやってきたので、拾うことができました。

拝殿の近くには100人ほどが集まっていました。
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