物造庵 ものつくりあん ナラ(楢崎賢)

ものつくり人「ナラ(楢崎賢)」による
絵や作品の制作過程、自作詩の発表、その他徒然…

詩3689「ロックの海」

2022年07月30日 09時40分02秒 | 自作詩
ロックの海で溺れたい ロックの海で遊びたい ロックの海を泳ぎたい ロックの海に潜りたい
スリーコード ツーコード ワンコード ノーコード

ロックの海に浮かびたい ロックの海で流れたい ロックの海に叫びたい ロックの海を見つめたい
スリーコード ツーコード ワンコード ノーコード

たゆたって 夢を見る

ロックの海で溺れたい ロックの海で遊びたい ロックの海を泳ぎたい ロックの海に潜りたい
スリーコード ツーコード ワンコード ノーコード

海の水 あふれてる

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詩3688「原始の夢」

2022年07月30日 09時38分19秒 | 自作詩
千年の昔から ずっと探してた あなたをついに みつけたよ
それでも恋は 叶わないから 僕は原始の 夢を追う

恋も幻も消し去ってくれ 僕はもう夢だけでいい

原始の音が 鳴った瞬間に 夢以外は 全部吹き飛んだ

エレキギター僕のすべてを 吹き飛ばしてくれ
過去も未来も消し去ってくれ 僕はもう今だけでいい

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詩3687「すくわれるまで」

2022年07月30日 09時35分51秒 | 自作詩
生け簀の底にたくさんの魚たち
今日か明日には刺身か揚げ物に
水面に映る空の光を見たり
掬われるその時までは幸せに

ああ オレみたい

神社のかどに生えたクヌギの下に
恋にやぶれて転がったカブトムシ
うずくまって折り重なる葉の下に
土にこぼれてしみわたる涙たち

ああ オレみたい

ああ おんなじだ

昼間も薄明るいその路地裏に
明日の命も知れぬ野良猫たち
後ろ片足のないその黒猫に
にらまれて立ちすくむ夏の夕立

ああ キミみたい

ああ おんなじだ

水面に映る空の光を見たり
掬われるその時までは幸せに

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詩3686「どーでもいい」

2022年07月30日 09時29分25秒 | 自作詩
どーでもいい どーでもいい なんでもかんでも
どーでもよくても コーデル モーテル そう出る よく出る 僕去る きみから 遠くに どーでもいい
どーでもいい

どーでもいい どーでもいい なんでもかんでも
飲んでる 吐いてる 食ってる 出してる 明日も 彼方も 遠くに 届ける ヨーデル 歌い
どーでもいい

夢だけ見たい 夢だけ追いたい 他のことはもうどうでもいい 夢だけしたい

どーでもいい どーでもいい なんでもかんでも
政治も 仕事も 身体も 心も 世界も 正義も 流行りも 廃りも ニュースも どーでもいい
どーでもいい

どーでもいい どーでもいい なんでもかんでも
家族も 子どもも あなたも 礼儀も 言葉も 昨日も 明日も 恋でも 愛でも どーでもいい
どーでもいい

今だけ見たい 今生きていたい 明日はもうどうでもいい 今だけしたい

夢だけ見たい 夢だけ追いたい 人生なんてもうどうでもいい 夢だけしたい


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詩3685「揺れる揺れる」

2022年02月06日 10時22分59秒 | 自作詩
揺れる。
揺れる。
心が揺れる。
弾んだり。
落ち込んだり。
笑ったり。
泣いたり。
恋は幻。
なんて分かりきったこと。
どうでもいいくらい。
心臓が生きてる。
ありがとう。
本当にありがとう。
あなたに会えて。
本当に嬉しい。
踊ろう。
踊ろう。
幻と。

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詩3684「Poisson d’avril 4月の魚」

2022年02月06日 08時29分44秒 | 自作詩
この雨が止んだら 海まで散歩しよう
特に何もないけど ただ二人で歩こう
この通りの桜も 蕾が色づいてる
来週の半ばには お花見もできるでしょう

アネモネを摘んで 部屋の中に生けよう
他に何もないけど 香りで色づくでしょう
きみが好きなあの店で よもぎもちを買おうよ
海の風あびながら 半分こして食べよう

今日は4月の魚 一つだけ嘘をつく
僕はきみが好きだよ 声には出さないけど
今日は何もないけど きみと二人でいると
僕には幸せだよ 声には出さないけど

さあ雨が止んだよ 海まで散歩しよう
きみがくれたサンゴを ふところにしのばせて
あの時の桜は くすんだ白だったよ
来週咲いた時は 桜色に見えるかな

アネモネを摘んで きみのそばに生けよう
他に花はないけど 緑の葉で飾ろう
きみが好きなあの店で よもぎもちを買ったよ
白い波を見ながら 半分だけ食べたよ

今日は4月の魚 一つだけ嘘をつく
僕はきみが好きだよ 声には出さないけど
今日は何もないけど きみと二人でいると
僕には幸せだよ 声には出さないけど


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詩3683「Brian Boru」

2022年01月29日 22時19分13秒 | 自作詩
流れゆく 雲の影
吹き付ける 森の風
明日まで 生きてるか
誰にも 分からない

鳴り響く 鬨の鐘
耳を突く 叫び声
落ちてくる 鳥の羽
壊れゆく 世界で

明日命があれば
あなたに捧げる歌
届かないと知りながら
空に向け歌おう

滅びゆく人の群れ
手には絶望の陰
向かう先はどこなのか
誰にも分からない

流れゆく 雲の影
吹き付ける 森の風
明日まで 生きてるか
誰にも 分からない

鳴り響く 鬨の鐘
耳を突く 叫び声
落ちてくる 鳥の羽
壊れゆく 世界で

この手で握り潰した
淡い命の欠片
もうすでに聞こえない
あなたの笑い声

もしも叶うのならば
殺して打ち捨ててくれ
この身体も心も
跡形無く消え去れ

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詩3682「あなたに会えない日」

2022年01月28日 00時14分38秒 | 自作詩
僕は一人で生きてきた。
一人で生まれて。
一人で死ぬんだ。
人間はみなそうだろう。
なんて今でも思ってはいるけれど。
こんなに寂しい日が。
来るなんて。
幸せだけれど。
寂しい日々よ。

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詩3681「誰かを想う毎日は」

2022年01月22日 16時33分10秒 | 自作詩
誰かを想う。
毎日が。
こんなに幸せ。
だったとは。
生まれた時に。
流れた雲は。
今頃どこで。
何してる。
誰かを想う。
毎日が。
こんなに切ない。
ものなんて。
死ぬまでに去る。
雲はどこから。
どこまで空を、
滑るのか。

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詩3680「叶わないもの」

2022年01月18日 23時55分11秒 | 自作詩
夢は必ず。
叶うもの。
恋は必ず。
叶わぬものよ。
会ってなお。
寂しき心。
恋の涙は。
見えぬもの。

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