物造庵 ものつくりあん ナラ(楢崎賢)

ものつくり人「ナラ(楢崎賢)」による
絵や作品の制作過程、自作詩の発表、その他徒然…

詩28「ただここに」

2009年01月16日 23時52分49秒 | 自作詩
あいつ なでたら
にゃー といった
つきをみた ひかってた
くもがきた おともなく
あめがふる おともなく
つきがいた そのしたに
ぬれそぼり おれがいた
あいつ なでたら
なにも いわずに
めをとじて ただそこに
うごかずに ただそこに
ふたりとも ただそこに
いきころし ただそこに
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詩27「the heart in the purse」

2009年01月16日 23時29分46秒 | 自作詩

そらがさむい
くうきがさむい
からだがさむい
あたまがさむい
かぜがふく
ゆきもふる
でもそれいじょうに
ぼくのしんぞうは
からっぽだ
つめたさは
ここちよい
せぼねのしびれを
うけいれる
それでもぼくを
あたためるのは
こころのそんざい
これはきっと
妄想だけれど
それがぼくを
あたため
生かす

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板絵の途中

2009年01月16日 23時27分33秒 | 絵の制作過程

板絵を途中まで描きました。
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村上龍『コインロッカーベイビーズ』

2009年01月16日 22時46分07秒 | 徒然のこと
『コインロッカーベイビーズ』を読みました。生まれてすぐコインロッカーに捨てられた二人がそれぞれの道を歩み、世界と自分との関係を理解し、自分なりの行動に移していくまでの話です。読み始めてから面白くて一気に読んでしまいました。『半島を出よ』を読んだときにも思ったのですが、村上龍の小説は盛り上がってくると時間の流れがゆっくりになる感覚があります。非常にゆっくりなスローモーションかもしくはその瞬間に時間が止まって隅から隅までじっくり視ていく感覚です。まぁそれはさておき、毒のある小説です。頭が麻痺するくらい。静かでなんでもない描写の中にも絶望が漂っていて、それが小説全体を覆っている感じです。グロくもないし激しくもないけれど、世紀末的な絶望感が見え隠れする。
僕は世界を滅ぼしたいとは思わないけれど、滅んでも仕方ないとは思っています。特に人類は滅んでしまったほうが世のため人のため(人はいなくなるけど…)になると思います。つまり僕は厭世主義者です。でも楽観的でもあるので、それについて考え込んだり悩んだりすることは全くありません。なるようにしかならないし、まぁ人生も人類も結局成り行きでしょう。ザ・クロマニヨンズの歌『ジェームス・ディーン』の中に“人類はわりと最低だけど、人類はてんで最高なんだぜ”というフレーズがあります。この言葉をすんなりと理解できます。ある瞬間のために生きててよかったと思えるし、今日は最高と言える瞬間を僕は確かに持っています。

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詩26「テイスト オブ ストロベリ」

2009年01月16日 01時15分25秒 | 自作詩
きみといっしょに
あるきたい
きみといっしょに
およぎたい
きみといっしょに
ねむりたい
きみのたまごを
あたためたい
きみを ずっと
まもりたい
このきもち
このきもち
おおテイスト
オブ
ストロベリ
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詩25「ちんこまん」

2009年01月16日 01時12分19秒 | 自作詩
ごねんせいのやつら
おれのことを
ちんこまん
といった
きにいったから
おれはきょうから
ちんこまんだ
しょうかいしよう
こぶんの
きんたまん
でもきんたまはない
みじゆくものだ
はやくおおきくなれよ
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板絵を一枚描きました。

2009年01月16日 01時03分21秒 | 絵の制作過程

板絵一枚完成しました。縦約30cm×横約20㎝です。油絵です。
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詩24「こんなぼくを」

2009年01月16日 00時52分53秒 | 自作詩
ぼくは
ぼくの、自己嫌悪です。
甘いマスクもないし、
気の利いたおしゃべりもできません。
人と交わるのが苦手です。
内気で、卑怯で、陰険です。
知ったかぶりが得意です。
自己中心的です。
優柔不断です。
こんなぼくのどこがいいのか
不思議です。
でもそんなに言われると
その気になります。
ぼくは
ぼくの、自惚れです。
悪いくせです。
気をつけなければと思います。
こんなぼくを、そんなに
言ってくれて、
ありがとう。
ぼくは、あなたのことを、
いのちをかけて、あいします。
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詩23「われゑひて」

2009年01月16日 00時48分07秒 | 自作詩
われゑふゑった先に何が
あるか誰もが知っていて誰も
知らない。心はふたつにあたまは
いつつに下半身は切りはな
され高貴なるものと下賎なるもの
同時にわれの中へおお
なんとすばらしいのだこの
せかい!
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