えっ、土田世紀がもういないなんて、知らなかった…!と半ば愕然としながら読んだ。
「優しさなんててめえらのアリバイだぜ」と言ったマコトのその後はもう永遠に読めないんだ。
「優しさなんててめえらのアリバイだぜ」と言ったマコトのその後はもう永遠に読めないんだ。
気が付けば歌ってた。
汚れてゆく大気だと。
長老が言っていた。
渡る度。
色が変わると。
僕らの数は。
減っていった。
僕が生きてる間にも。
長老は渡らなかった。
死ぬ場所は。
自分で決めると。
ふるさと?
僕にとってのふるさとは。
一体どこだろうか。
昨日妹が死んだ。
野良猫に襲われて。
カラスが死骸を食べた。
そして今日が。
終わろうとしている。
明日もあさっても。
生きなきゃいけない日はくる。
僕のふるさとは。
もしかしたら空なのか。
ぼんやりと眺めていたら。
四角の合間に沈む日が。
ここだ。
ここだ。
と光ってた。
汚れた大気も妹の死骸も。
野良猫もカラスも。
昨日も明日も絶望も。
全部をやさしく大雑把に。
包み込んでく赤色の中で。
気が付けば僕は歌ってた。
100年前もそうだったように。
100年後はもういないとしても。
沈む夕日が僕に言う。
また明日。
また明日。
その無邪気さに。
その無慈悲さに。
僕は呆れて。
心打たれて。
思わず笑って。
気が付けば。
歌ってたんだよ。
汚れてゆく大気だと。
長老が言っていた。
渡る度。
色が変わると。
僕らの数は。
減っていった。
僕が生きてる間にも。
長老は渡らなかった。
死ぬ場所は。
自分で決めると。
ふるさと?
僕にとってのふるさとは。
一体どこだろうか。
昨日妹が死んだ。
野良猫に襲われて。
カラスが死骸を食べた。
そして今日が。
終わろうとしている。
明日もあさっても。
生きなきゃいけない日はくる。
僕のふるさとは。
もしかしたら空なのか。
ぼんやりと眺めていたら。
四角の合間に沈む日が。
ここだ。
ここだ。
と光ってた。
汚れた大気も妹の死骸も。
野良猫もカラスも。
昨日も明日も絶望も。
全部をやさしく大雑把に。
包み込んでく赤色の中で。
気が付けば僕は歌ってた。
100年前もそうだったように。
100年後はもういないとしても。
沈む夕日が僕に言う。
また明日。
また明日。
その無邪気さに。
その無慈悲さに。
僕は呆れて。
心打たれて。
思わず笑って。
気が付けば。
歌ってたんだよ。