ボギーさんから借りたカムイ伝をようやく読み終わった。
内容も絵も情報量が多くてかなり読み応えがあるので、読むのにも時間がかかる。
凄いマンガだった。壮大で深い。そして甘くない。
権力に抗うとは、世の差別に抗うとは、人間性とは何か、自ずと問わずにはおられない。今の時代に、いや今の時代にこそ必要なマンガじゃないのかこれは。
これほど「個」ではなく「集団」を描いたマンガは他に知らない。だからこそシビアだ。英雄だろうと強大な力を持っていようと一人で世を変えることはできないことがこれでもかというくらいに描かれている。
最後がまたスッキリしないハッピーエンドではないところがまたリアルだ。
カムイ伝というより百姓伝だな。正助他、百姓たちが凄すぎる。読んで思ったけど、オレはやっぱり土百姓だ。
面白かったというのを超えたマンガだった。
あざす!
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