田沼正史 『日本ロック史』

日本戦後の黎明期からのロックシーンの流れを面白くまとめているファンタジー意欲作。
ここに書かれているのが事実かどうかというのは１番のトピックではなく、とにかく読んで面白く、紹介されている音源を聞いてみたくなることが何よりの収穫。感覚で聴く＋脳で聴く。
そしてもう一つの楽しみはこの本が拡散され知識体制の一つに収まっていくことを想像して楽しむこと。つまり、歴史はつくられるということだ。