詩3580「いい目なんか見たくない」

今ここに生きているのは。
今までがあったからで。
自分だけが偉いわけではなくて。
自分だけがいい目を見るなんて。
くだらないから拒否したいこと。
いい目を見るよりも。
本気で楽しむことの方がいい。

小熊英二 『日本という国』

明治からの日本の政治的歴史を中心に非常にわかりやすくまとめている本。
まさに決定版。
とりあえず今いろいろ起こっている問題について知りたい人はこの本を入り口に始めたらいいと思う。
忘れてはいけないことがたくさん書いている。

淡く濃く

國分功一郎 『民主主義を直感するために』

政治と哲学で民主主義を考える。そして直近の日本社会を考える。
やはり物事の根本を考えることの重要性を感じた。
忘れないようにしたいことがたくさんあった。

大切な日々

詩3579「透明」

透き通る風。
透き通る日々。
透き通る骨。
透明になる。
何もないように。
見えるそこには。
かつても今も。
生きてる何かが。
透き通る木々。
透き通る石。
透き通る光。
舐めるように。
仰ぐ。

オクムラユウスケ 『クズの夢』

コンパクトディスクレポート。
欲しかったユウスケさんの新譜を円盤の田口さんから手に入れた。
ユウスケさんの剥き出しの生々しさとほとばしるエネルギーはそのままに、素晴らしいバンドサウンドがクッキリと美しく響く。凄い一枚。
ロックスター、それを青春と叫ぶ、クズの夢はライブよりも歌詞がはっきりと聞き取れて世界観がより広がる。
穴たちに捧ぐが好き。スゴい歌詞とバンドがピッタリ寄り添ってて、戦慄しながら笑っちゃう。
ほんとに凄え一枚だ。

本当のオレと嘘の空

詩3578「本当のオレ」

あそこにいたのは。
本当のオレ。
ここにいるのも。
本当のオレ。
昨日いたのも。
本当のオレ。
今日生きているのも。
本当のオレ。
いつだって。
どこだって。
嘘だって。
バカだって。
本当の。
本当のオレ。
本当じゃないオレなんて。
だってオレじゃないじゃない。

映画『愛の渦』

を、やっと観れた。(家族が実家に帰ってるから。)
いやあ、本当に凄い映画だった。
いたたまれないという表現はピッタリなんだけど、なんかおかしみと哀しさがある。
新井浩文いい役じゃん。ピッタリなんかどうかは知らんけど、やっぱり役者の罪＝作品の罪じゃないぜ。
僕はメガネのサラリーマンかな。勝手に当てはめると。
あとカップルの女性の方もいい味出してた。
いい映画だと思ったよ。面白かった。