なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

あふれる想いのすべてを

2007年05月20日 19時49分50秒 | 
負けるのは、いつの時もつらい。
力を全部出し切れたとしても…だ。

スタートを決めたレイアは、今までと違って先行。
なせ?と首を傾げる人もいるだろうが、これでいいんだ。
スタートが決められないから今まで後ろからの競馬になっていただけで、前に位置取りできるにこしたことはない。
むしろ、こんな大舞台でそれを出来たコンビに拍手を贈りたい。たいしたものだ。

レースは澱みのないペースで推移し、レイアにとって願ってもない展開になった。
これなら、力のない馬に展開のあやで負ける事はないからだ。
実力だけのガチンコ勝負、望むところだ!

スタート直後に少し掛かった以外はほとんど不利もなく、道中は至極スムーズに事は運んだ。
すべてがレイアに傾いていたのは間違いなかった。

4コーナーを回って、いよいよ直線。
レイアのための、WINDING ROADになる…はずだった。
当面の敵・ザレマを交わし、あっという間に先頭に!
ラスト200メートルで勝利を確信した…はずだった。

なのに…。


待ち焦がれたG1のゴールを最初に駆け抜けたのは、レイアじゃなかった。
勝利の女神は最後の最後、レイアには微笑んでくれなかった。
違う娘を女王に選んだ。


失意のレイア&秋山騎手。
うつむくな、顔をあげろ!
君たちは確かに樫の舞台で一番輝いていたぞ。
すばらしいレース、本当に感動したんだから!

今日は勝った馬より、少し…ほんの少しだけ想いが足りなかっただけなんだ。
この敗戦はきっと、秋のチャンピオンレースへと繋がるはずだから!

勝ちたいという想い、さらに強くなったよね?
ここが終点じゃない。いやむしろ、今から始まるんだ!

偉大な父・ナリタトップロードも春の悔しさを結実させた秋にリベンジを果たした。
レイアも父の足跡を追い掛けよう。信じることを忘れずに、真っすぐな気持ちで秋へ向かおう。
大丈夫。
君にはなりとろが愛し抜いたナリタトップロードの血が、確かに流れているのだから。

負けたけど、負けてしまったけど、その直向きなレイアに尚一層魅せられたオークスだった。


君のことが愛しくてたまらないよ、レイア…。
トップロードも天国で褒めていてくれるよ、きっと。
コメント (8)
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