忌々しい交流戦も終わり、ようやく落ち着いて野球が見られる。
タイガースの相手は虚塵。
今年の虚塵は弱いが、それでも憎き敵には違いない。
その憎き敵を今夜は撃破!!
試合自体は地味な決着と言えるが、
これが今年の勝ち方なのかも知れない。
テレビの解説も言ってたけど、
統一球の影響は打者と言うより、投手に大きな影響を与えた。
変化球の曲がり方も変わったし、
低反発なだけに飛距離も伸びない。
だから、昨年のような戦い方では勝てなくなった、と言う事だ。
タイガースや虚塵のように一発で得点するタイプのチームは、
今年は軒並み厳しい戦いを強いられている。
逆に、ヤクルトのように投手主体で、
機動力を使うチームに有利に働いている。
それでも、それが解れば戦い方も有ると言うもの。
統一球に慣れてくれば、ヤクルトだけが得をした4,5月とは違う結果が、
必ず出てくると思う。
タイガースはもともと投手主体のチームだが、
城島元主戦捕手がそれを崩していた。
そこへ真弓のやる気無し采配。
苦戦は免れなかった。
それが、耳にタコが出来るほど書いたが、
捕手が藤井に代わって投手に安心感が広がり、
思いきった投球が出来るようになった。
打線もつながり始めた。
今日の試合は完全に今年のタイガースの勝ちパターンだった。
先発が最少失点に抑えて援護を待ち、
リードすれば7回からでも抑えを投入する。
4点取れば、かなり高い確率で勝ちを拾える。
事態は交流戦後半、一気に好転し始めた。
城島の離脱は、それだけ意味のある事だったのだ。
球児が言うように、勝ちパターンさえ確立すれば、
優勝もまったく無理な数字では無くなった。
静から動へ。
これからの体勢は、真弓の決断力にかかっている。
動けなきゃ、すぐにやめてもらいたい。