なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

超常現象

2012年09月17日 22時26分30秒 | 競馬

オルフェーヴルが海外初勝利した翌日、

同じステイゴールド産駒のフェノ―メノが登場。

ダービー2着に涙を飲んでから4カ月。

絶対に負けられない秋を迎えた。

レースはセントライト記念。

菊花賞トライアル。

フェノ―メノ陣営は、まだ天皇賞と菊花賞のどちらかに進路を決めていない。

このレースの成績をみて決めると言う。

得意の府中なら勝機は十分。

しかし、良績の無い右回りの菊はどうか。

その答え、フェノ―メノと蛯名は一発回答した。

 

圧勝。

完ぺきな競馬。

スタートを決めて先行集団にとりつき、

早めに動いて4角先頭。

目標にされるのを覚悟の上での作戦。

来るなら来い!と言う競馬をして、見事に押し切った横綱相撲。

前半掛かり気味だった事と、息を入れる間なく仕掛けたので、

最後はいつもの唸るような伸び脚は無かったが、

それでも休み明けで8分の仕上げならこれで十分。

本番、菊花賞へ向けて文句無しの内容を見せた。

 

たぶん、いや、きっと菊花賞へ名乗りを上げると思うが、

今日のメンバーとは勝負付けが終わった。

後は、神戸新聞杯組、ゴールドシップの結果を待つのみ。

 

ダービー2着と言う涙の敗戦を経て、

『超常現象』と言う名の漆黒の怪物は今、

最強馬オルフェーヴルの後ろを走り始めた。

 

 

オルフェーヴル。

フォワ賞後も何事もなく過ごせているようだ。

ただ、

池江調教師がコメントしてるのだが、

ロンシャンでは日本でしてきたような強い競馬は出来ない事が解った・・・らしい。

あの唸るような末脚は、

ロンシャンでは使えないと言う事らしい。

あれは、慣れた日本の軽い馬場だけの武器で、

ロンシャンではその武器を使わずに勝たなければならないらしい・・・。

これは大変なことだ。

あの鬼足が使えないとすれば、

本番ではスタートを決めてやや前に位置し、

しかも外をまわれば勝てないため、インを突かなければならない。

インを突けば問題になるのが密集した状況から馬群を割れるのか、と言う事。

凱旋門賞では馬群がひと塊りになってスローで展開するパターンが多い。

 

とうぜん、勝負処では馬同士の激突も考えられる。

それを克服できるかどうか。

 

オルフェーヴルは闘志を前面に出して走る馬。

ダービーではぶつけられた後、馬群を割って進出して勝った。

根性はあるので大丈夫と見るが・・・。

問題はゲート番号。

もし、万が一大外なんて引いたら…。

外を回らされるし、前に壁も作れない。

最悪のシナリオが発動してしまうかも・・・。

 

今から考えても仕方ない事だが・・・。

フォワ賞は勝った。

でも、やはり本番の凱旋門賞は簡単ではないようだ。

 

これからの2週間、

池江調教師をはじめとするオルフェーヴル陣営には、

本当に頑張っていただきたい。

オルフェーヴルを世界一にするために、

究極の仕上げをしてください。

よろしくお願いします!!

 

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願いは一つ、頂点への道。~オルフェーヴル・フォワ賞~

2012年09月17日 08時37分58秒 | 競馬

ブログ更新が朝になりました。

昨夜はリアルタイムで見てなかったので、

夜を一つ越してからの感想日記です。

 

勝ちましたね、オルフェーヴル!

戦前の予想は、オルフェーヴル勝利というものが多かったのですが、

やはり初のロンシャン競馬場、

そして想像される超スローペースというものが気にはなっていました。

そんな中でどんなレースになるのか。

ホントにワクワクしながらDVD観戦スタート!

 

僚馬であり、今回の帯同馬でもあるアベンティーノの後ろから落ちついて本馬場入り。

レース前の気配は問題なく、スタートゲートに入りました。

一拍置いた形でスタートしたオルフェーヴル。

さすがに超スローが予想されるレースでハナに行くのは厳しい。

なのでとにかく前にい馬を置くため後ろから。

 

スタート直後・・・・いや、半マイルくらいまではイヤイヤしてましたね(苦笑)

オルフェーヴルらしくて安心しました。

でも逆に折り合いつくのかが心配でも有り。。。

池江調教師のレース後のコメントにもありますが、

ペースメーカーのアヴェンティーノにはあまり行かせなかったとの事。

一列での隊列にすると、前に馬を置くのが難しくなるので、

あえて2列になるようにペースを作ってしまおうと言う事でした。

その作戦がズバリはまり、オルフェーヴルは最後方ながら、

前に馬を置く事に成功。

中間地点では早くも折り合えてました。

スミヨン、さすがの手綱さばき。

ちゃんとオルフェーヴルを抑えきりました。

・・・・まぁ、阪神大賞典の時は前で競馬するというコンセプトだったので、

池添騎手が抑えきれなかったのではないから、

比べるのは違うとは思うんですが・・・。

いや、それでもやはり世界のトップジョッキーは違う。

安心度が違うんですよね。

 

さて、オルフェーヴル。

道中は最後方で折り合い、直線を待ちます。

先頭のアヴェンティーノとは10馬身弱の差。

ライヴァルと目されたミアンドルを前に見る格好。

 

徐々にペースが上がる中、

初の芝に戸惑う事なく集団について行くオルフェーヴル。

手ごたえは、全馬持ったまま最後の直線へ。

 

インを突いたスミヨンの手が激しく動く。

瞬時に先頭に並びかけるが、ここからが思ったように伸びない。

いつもならここで一気の加速を見せ、相手を置き去りにするのに。

そこからスミヨンの見せムチ、そして鞭が豪快に振るわれる。

それに反応して、1馬身ほど前に出る。

なおもスミヨンは気合を入れ続けるが、2番手との差は開かず、そのままゴール。

ゴール前では流していたけど、最後は2着馬と同じ脚色になってました。

 

勝った!

勝ったけど・・・もっと楽に突き放すと思い込んでたので、

なんかこう、胸にもやもやが・・・。

 

でもまぁ、スローになると着差がつかないのが普通だし、

相手もトップホースとは言えなくともフランスのG13勝馬。

そんな簡単に行かないと言うことか。

 

思い描いていたような楽勝ではなかったけど、完勝。

今日の相手には、100回やっても負けないでしょうね。

 

池江調教師はレース前から言ってました。

『今回は80%。トライアルの仕上げをする』と。

さすがに80%で圧勝できるほど、

海外の強豪馬は甘くはなかったと言う事でしょうか。

日本ならばそれで圧勝だったでしょうけど。

 

映像で見るオルフェーヴル。

レース前、レース後に、映像で見たイメージですが・・・。

なんて言うか、菊花賞時の威圧感が感じられませんでした。

あの頃は、もっとこう、身体に身が入っていて、

筋肉の鎧を着た感じに見えました。

やはりその辺が、今回は完調手前だと言う事なんでしょうか。

フランス仕様の身体を作ってるのでしょうか?

その辺はわからないんですが。

 

とにもかくにも、第1関門クリア―!ってとこですね。

もちろん本番は先。

その本番、凱旋門賞では今回ほどのスローはあり得ませんし、

逆に頭数が増える分、展開にもっと注文がついてしまうでしょう。

それでもそこはスミヨンを配したのですから、信じるしかないでしょう。

後ろから行ったのでは届かない。

阪神大賞典前に池江調教師が言ってた事が、

今回はっきりとその意味が解りました。

 

ロンシャンはタフなコースです。

オルフェーヴルをしても、克服して、勝ち切るのが大変な事も解りました。

それでも信じてる。

オルフェーヴルの能力と、金色の雷神の勝利を。

あと2週間。

もう、もう待ち切れません。。。。

 

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