ジェンティルドンナはドバイで圧倒的1番人気に推された。
理由は簡単。
あのオルフェーヴルに先着した牝馬、だから。
『あのオルフェーヴルに』 ・・・だ。
牝馬の割には頑張った。
セントニコラスアビーは海外でもそこそこ強い馬だし、
直線で並びかけようとして突き放されたのも仕方ない。
でも、調教師、騎手、メディア。
全てがどうして『勝てる』と豪語したのか。
それは、『あのオルフェーヴル』に先着したからに他ならない。
ひとつ言いたい。
人の褌で相撲を取ってはいけない。
自分が世界で認められて、初めて「自信」を持つべきだ。
今日、ジェンティルドンナは世界の壁を初めて知った。
完全にオルフェーヴルより格下のセントニコラスアビーに、
完膚なきまでに捻られたのだから。
でもよくやった。
ブエナビスタ級の力は認めたいと思う。
しかし、オルフェーヴルやゴールドシップ以上では、ありえない。
そして、世界最強オルフェーヴル。
産経大阪杯は横綱相撲で快勝だ。
スローな流れにもちゃんと折り合いをつけて、
3コーナーで前を捕まえに動く。
後ろでは虎視眈々と、ショウナンマイティが足を溜めていると言うのに。。。
しかしオルフェーヴルは怪物。
前のエイシンフラッシュを4角のスパートで一気に潰しにかかり、
直線では後ろから迫るショウナンを流しつつあしらった。
まるで、ゴールドシップがどんなレースをしようが、
俺には通用しないぞ、と言わんばかりに・・・・。
オルフェーヴルは強い。
強すぎる。
ゴールドシップはオルフェーヴルにどこまで迫れるのか。
そんな思いが深まった、2013年、オルフェーヴルの緒戦だった。
晋太郎・・・ごめん・・・・。
全部福留が悪いんだ。
君のせいじゃない・・・。