なりとろ日誌

なりとろの『考え』を色々書いていきます。 更新はクダクダです。

落日の 『女傑』、抗う 『王様』

2013年11月26日 21時28分37秒 | 競馬

ジェンティルドンナが有馬記念を回避するそうだ。

 

そりゃそうだろう。

「勝った」ジャパンカップで、

その力の凋落ぶりを世界に見せつけてしまったのだから。

エ杯と何ら変わりのないレースレベル。

名手がパーフェクトな騎乗をしてようやく掴んだ「ハナ差」勝ち。

2着はエ杯を負けている牝馬という事も加えると、

もう、昨年のジェンティルドンナはどこにもいない。

その能力には陰り見え、確実に衰えた。

 

それさえ隠してしまうほどのジャパンカップのレベルダウン。

むしろ、そちらのほうが心配だ。

アホみたいに固い馬場で、それに特化した馬でないと勝てない。

そんなレースを外国馬が選ぶだろうか?

故障する確率の高い馬場で走る事を、

大事な持ち馬に強要るのはまともな考えではない。

すぐ後には香港国際競走があるし、

外国馬の馬主にも選ぶ権利がある。

いくら諸費用全額負担してくれても、だ。

 


そんなレースde大敗したゴールドシップ。

確かに、今回は彼が苦手とするものが揃ってはいたが、 

それだけが本当に敗戦の原因なのか。

騎手は「わからない」といい、

調教師は「騎手の乗り方」を敗因とする。

いつものなりとろなら、負けた時は100%騎手のせいにするのだが、

今回は少し違う。

むしろ、内田騎手が気の毒に思えてさえいる。

 

 10月5日のブログに書いてあること。

 ※一部抜粋

俺様気質のゴールドシップは、

人間の言いなりになることを拒むのか。

宝塚記念を人馬一体で勝ち、

夏を越え、芽生えたはずの信頼感。

それを覆す、ゴールドシップの気質。

 

昨年、フランス遠征時のオルフェーヴルを重ねてしまう。

 

人の思い通りになることに対する、純粋な反抗。

抗うことで、自分らしさを表現する意志の強さ。

 

ステイゴールド産駒が持つ、強さの裏側。

 

自己主張の強さ=気性の幼さ。

 

力がある事は解かっている。

強者である事は間違いない。

 

しかし、その無垢なほどにきつい反抗心。

京都がどうとか、高速馬場がどうかとか、

そういう問題ではないと思う。

 

走ろうと思った時には圧勝。

走りたくないときは敗戦。

 

これが、ゴールドシップ、オルフェーヴルに共通するワードだ。】

 

 

 

まさに、これしか思いつかない、今回の敗因。

爆発的な強さを見せるには、

確かに条件が揃わなければいけないのだろう。

だけど、それだけじゃない。

ステイゴールドから受け継いだ気性は、

決して一筋縄ではいかないという事だ。

 

3歳が盤石で、どこまで勝ち続けるのか・・・と思われたオルフェーヴル。

4歳時は思わぬ事態に苦戦をして、ファンを驚かせたものだ。

ゴールドシップも、その『優等生』評価に対する反抗の4歳なのか。

同じような道を辿る、ステイゴールド産駒の強者たち。

 

今年の漢字一文字は、

『抗』

・・・・で決まりかな(苦笑)

 

 

しかし、ゴールドシップには有馬へ進んでほしい。

オルフェーヴルと最後の戦い。

中山はゴールドシップにとって走りやすい環境。

ぜひとも、予定通りに駒を進めてほしい。

 

 

 

コメント
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