桜花賞の翌日にも書いた。
アーモンドアイの強さには舌を巻いた。
それでも、ラッキーライラックが2度と勝てないと決まったわけではない。
あの桜花賞での特殊な状態は、決してアーモンドとラックのイーブンな形での勝負ではなかったからだ。
片や、圧倒的一番人気の内枠。
片や、低人気でラックを見ながらレースをできた立場。
そこを差し引いても強かったアーモンドではあるが、展開だけでも勝者が変わる程の力差しかないと、なりとろは考える。
明日、オークス。
互いのプライドを賭けた勝負。
立場は桜花賞とは真逆だ。
これで再度、ラックが負けてしまうようなら言い訳もない。
アーモンドアイが、現時点では抜けた存在と言わざるを得ないだろう。
しかし、なりとろはラッキーライラックが1番強いと信じている。
確信している。
負けるな、ラッキーライラック。
立ちはだかる壁は大きいのかもしれないが、それを越えてこそ、歴史的名馬への扉は開かれる。
忘れてはいけないな。
ラックの目指すところはここではない。
父、オルフェーヴルの成し得なかったあのレースへの挑戦。
強敵を倒して行こう、いざ、凱旋門賞へ!!