エポカドーロ、2冠ならず。
パドックに現れる前に暴れて馬装を嫌がったらしく、
一頭だけ遅れて登場。
しかも、誘導馬に並んで歩いてもらっていました。
可愛いな、おい(笑´∀`)
馬体の方はと言うと、
スプリングSよりも皐月賞よりも良く見える。
中身が出来てるのか、見栄えだけなのか。
これはレースが終るまでわからなかった。
良かったんだろうね、きっと。
でも、彼は皐月賞の後、緩い調教しかしていない。
ダービーを走る馬には考えられない、緩すぎる追い切り。
誰もがエポカドーロはピークを過ぎた、と考える。
それが普通。
確かにピークは過ぎていた。
皐月賞からの上がり目はなかったのだろう。
それでも藤原調教師は必死で現状維持に努めた。
そして、鞍上は素晴らしい騎乗でそれに応えた。
逃げた。
1,000m通過は60.8秒。
スローとまでは行かないが、緩いペースだ。
戸崎騎手はレース後に「もう少しペースを落としたかった」と言っているが、
これ以上遅いと、後ろで我慢できない馬たちが一気に追い上げてきたかもわからない。
絶妙なペース配分。
でも、エポカドーロの凄さはここから。
前半12秒台のラップを刻んだものの、
残り1,000mからは最後の1Fを除いてすべて11秒台で走っている。
ゴールドシップばりのロングスパートだ。
こんな事をさらりとやってのける能力、心肺器官。
故障休み明けのダノンプラチナムが付いてこれる訳もなかった。
ゴール100m手前辺りでコズミックホースに並ばれた時、
力を振り絞ってグイッとひと伸びした。
これで勝った!と思った刹那、
ワグネリアンの福永が来た。
もう、エポカドーロに抗うすべはなく、交わされてしまった。
2冠ならず。
しかし、その強さが本物である事は証明できただろう。
そして、万全での出走が出来ずの、このレース内容。
完全に力と能力は世代ナンバーワンだ。
惜しくも2冠は逃したが、秋への楽しみは最大級のものとなった。
菊花賞で事実上世代トップに立ち、
有馬記念で古馬に挑戦状。
そして、父の忘れ物を取りに行く・・・。
夢物語かも知れないが、
そんな妄想を現実にしてくれそうなエポカドーロ。
無事に夏を越して、
秋にまた応援させてくれ!
ステイフーリッシュ。
馬体重はマイナス2キロ。
何とか輸送は成功した!と思われた。
しかし、パドックを回るうちに興奮しだし、
レースでは前に付けようとした鞍上の意思に背き、
後方で何も出来ないままに終ってしまった。
馬体自体は京都新聞杯の時と変わらぬ良い雰囲気だったが、
その激しい気性が顔をのぞかせてしまった。
中2週なのに坂路でびっしり追い切って調子も上向きと思ったが、
ステイゴールドの子は一筋縄ではいかない。
もしかしたら、強い追い切りをする事で、
馬の心に火が付いてしまったのかも。
そうする事で、レース前に燃えてしまった・・・のかも知れない。
能力には間違いなく素晴らしいものがある。
エポカドーロにも劣らぬほどの力はある。
しかし、その線の細さはまだ子どものそれなのかも知れない。
気性にしてもそう。
今回は残念だったが、秋にはエポカドーロとまた競って欲しい。
エタリオウ。
ビックリした。
ボウマンが下げて、末脚勝負に徹した事に。
あのペースで後ろからって・・・。
どれだけ馬に負担かけるつもりなの?
馬鹿。
しかも斜行させて。
ただ、あれだけの末脚を使えるとわかった事は収穫だし、
奥手の能力開花が間違いない事も明るい材料。
4着は惜しかったし、嘆くような結果でもなかった。
ただ、足下に何もなければ・・・・それだけが心配だ。
土曜日の葵S。
トゥラヴェスーラは追い込んで2着同着。
逃げ粘る勝ち馬を捕らえる事が出来ず。
福永のポジション取り失敗&仕掛け遅れがすべての敗因。
馬のせいにしたが、ダービーの結果と合わせて許さん。
何でよりによって福永なんかに負けるかな・・・。
最悪や・・・。
・・・・・・・・福永おめでとう。