goo blog サービス終了のお知らせ 

当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

戦国の覇者 徳川家康と浜松

2012年01月06日 | 日記
浜松市制100周年の記念展『戦国の覇者 徳川家康と浜松』に行ってきました


記念ってことでか、静岡県内のCMでもガンガンやっていたんで気になってたんですよね~
初日の記念公演とかも気になってたくらいにま、仕事で行けなかったんですけど

いや~テンションあがる展示会でした
徳川家康だけでなく、秀忠、家光、結城秀康(家康次男)、本田忠勝に井伊直政ほかの家臣団の品、今川家・武田家関連などなど、“家康がらみ”な品々が多数。
久能山東照宮・日光東照宮・彦根城博物館・徳川記念財団・岡崎城三河武士のやかた家康館を中心に、本などでも知られる超有名な品々ばかり

複製はよく見るけど、本物見たの初だよって物も多かったです
しょっぱなから東照大権現の一番有名な肖像画から始まりましたからね。
あれなんてどんだけ複製見てるか…ってなもんですよ。
本物も色あせ度は少なく、細かい線まで消えていなくて立派でしたよ

個人的に一番テンションあがったのは…

本田忠勝の甲冑具足(笑)

あの有名な黒の角のやつです。
岡崎の三河武士のやかたでたまに飾られてるのは知っていたのよ。毎回チェックはしていたし。
しかしだ。
だからってそこで都合よく行けるかは別の話で
今まで本物見たことなかったんだよ~
だから実際一番の楽しみだったのです

さすが猛将で名を馳せた忠勝さま
具足からもわかる腕の太さ
違うんだよ、他のとはなんか違うんだよ横デカなのわかるんだよ
「うおぉぉ」なりました
しかもあの甲冑きて描かれた、有名な肖像画、あれも横に飾られていまして。
さらに「おおぉぉぉ~」でしたよ

他にも色々面白くなっちゃった品ありましたね。

家康が江に送りつけた訓戒状もありまして。
これ、江が次男の国松溺愛で家光をないがしろにしてる(春日局のチクリ)のを家康に手紙で怒られたってやつなんです。
「お前家光の親でしょ?親ってのは愛情に偏りあっちゃダメでしょ」的な部分をまさに見せてくれてまして。
見て笑えてしまった(笑)

他にも織田信勝(信長の次男)の書。
家康に人質寄越せって書いたお手紙なんですが。
『人質二三人』ってフレーズが何度か出てくるんですよ。
「お前何回『人質二三人』書いとんねん」ってツッコミしたくなるくらい(笑)
信勝はちょっとダメな子説ありますが、これ見たら「あ~やっぱりちょっと残念な子だったねぇ」思っちゃいました
なんつうか…迫がまったく感じられない
ま、小牧長久手の時の身の軽さで元々そうは思っていましたけどね

家康が合戦で使った金扇もびっくり
大きさ正確にはわからないですけど、150~160くらいあったんじゃないかなぁ???
そんな扇が開いて展示されているんだもの、存在感が尋常じゃない
今までにも他で見たことはありましたが、あんなに大きいの初めてですよ

いや~なんだか楽しい展示会でした。
予想以上。ありがとう浜松

もちろん美術館見た後は浜松城へ。同じ敷地内だし、そもそもセット券で買ったし(笑)

1枚目は美術館側からの浜松城、2枚目は側面、3枚目は浜松城入り口からの本丸。

浜松城は家康はもちろん、江戸期の大名たちにとっても出世城として有名ですが(ここに移封されたら出世街道ほぼ確定)、一切築城の資料が残っていません。
明治維新で廃城で取り壊しされたのですが、それ以前に、江戸期初期?中期?には天守がなくなっていて、本丸二重櫓を天守代用にしていたので、現在の復興天守ももちろん予想での復元です。
ただ、浮世絵やらの浜松の絵を見ると、家康がいた頃とか江戸中期頃まで?は五層くらいの天守があったんじゃないかなぁとも思うんだけど…


これが天守閣からの景色。
天気も良かったんで富士山も一応小さく見えたんだけど、さすがに遠くてこの写真ではわからない
まぁ浜松だし、富士山からの距離は東京とさほど変わらないからねやっぱ遠いよ

最後に浜松城の家康様の像。

若くて凛々しいんだなぁこれが。全然たぬき親父ではないよ