
久しぶりのスキーツアーになりました。
ここは国道106号線の松草から入り宮古市と岩泉町の境の立臼峠から登ります。 昨日県道は長い冬季閉鎖が解除され多くの登山者でにぎわいを見せていると思いきゃ…つぼ足の二組だけがでした。
それと言うのもここからの登山道は無く残雪がある今時期だけの限定になり以前はけっこうなにぎわいを見せていたからです。
雪はやはり多く見られガードレールは雪に埋まり下界とは違うおもむきがありました。
牧場だった所から入り地図上の境を雪の下の三角点の上を通過し、なだらかな起伏を登り最後に急な坂を超えます。
すると雪庇が現れ山頂が間近になり雄大な早池峰が向かえてくれます。
そして青松葉山のゆらいの青森とど松(学名大白檜曾)の森がさらに向かえてくれます。
しかし山頂らしい場所は見あたらずはじめてきた人は戸惑うことでしょう。案の定先行者の迷った様子の足跡がありました。
この雪の下にひっそりと二等三角点の標石(1366.5m地点)が埋まりさすがにそれを見た事のある人はほとんどいないことでしょう。
山と言うより森の雰囲気がその魅力になりたいがいの人はここで戻ります。
この山の魅力はさらにこの先にもあり広く開けた場所までもう少し進むと通称大開き(1362m)のとても見晴らしの良い場所に出ます。
ここの積雪はゾンデ棒で計ると何との驚きの2.5mとはおそれいりました。
ここから眺められるなだらか北上山脈は絶景と呼べるでしょう。
三角点まで戻り下山とは言え山頂直下に滑りを楽しめる斜面と登り口の牧場だったところだけであとはややこっしくもありスキーツアーには不向きかもねぇ…(笑)
すれ違う登山者(テレマーカー)には親子もいて健気に歩く子どもの姿がありその親の背に小亀ならぬ幼児が父は強しでしょう。