ソメスサドルの挑戦
炭鉱の町から世界へ
三浦 暁子著
河出書房
ソメスサドルと言えば乗馬をする人には馬具のサドル(鞍)メーカーとして知られているようです。
そのはじまりは創業の地、北海道歌志内の石炭炭鉱の閉鎖に大きな関わりがありました。始めに乗馬用のサドル(鞍)造りを復興の柱に据えます。
乗馬用のサドル(鞍)は一般的ではなかったために販路を拡大につなげることから革小物~革製品へと進出して行く事につながります。
近年ではソメスサドルと言えば高級な革製品バックなどとして知られるようになりました。
創業当初から引き継がれた馬具のサドル(鞍)は乗馬用のほかに競馬用があります。その競馬用サドル(鞍)を使った。騎手がフランスパリの凱旋門賞で見事勝利をおさめました。
紆余曲折がありましたが、職人を大切にしその技術を後世まで伝える気概が伝わってきました。