開館が月に一度だけという激レア資料館に行きました
旧御調郡河内村役場を改装した御調歴史民俗資料館です
畑の中にポツンと存在している役場
役所は繁華街とかにあるイメージですが
では館内に
入館は無料です。主に地域の方が管理されているようなので無理強いはできませんなあ
写真は良いと許可を得ましたので撮影をしました
河内村が合併して御調町になるまで使用されていたのでこの電話も現役当時のものです
昭和33年製
農機具
手前の樽のようなものは籾摺り機です
雑多な農機具がまとめて置かれています
選穀機
上から玄米を流してこれで未成熟米と成熟米を選穀します。
鋤の裏側にはテーラーという小型の耕運機が
メリーテーラー米国製のもの
銘板は横転などで欠損がありよく見れなかった
1Fは主に田んぼ関係の農機具が多い
一条の稲刈り機。鎌ではなく立ったまま行えるタイプ
コンバインで寄せ刈り機能があるためあまり見なくなった
コンバインを畔から入るときの田んぼの刈込や、機械が刈れない部分などに使う
新しいということは後継ぎがいなくて、寄贈されたのだろうか?
発動機
よく愛好家がエンジン回してたりするやつですね
別部屋
こちらは生活道具が多かった
おそらく行軍訓練用の模型銃
二階へ
行く前に尾道鉄道の諸原駅観光案内版が
ハイキングコースなどがありおそらく山仕事もしてただろうから歩きやすい道だったと推測できる
駅奥には冷泉があるという記載が
みあがり踊りと呼ばれる郷土芸能関連のもの
戦時色が出てくる
ここからは、ネットでも見なかった資料です。
こういう田舎の資料館にひっそり残ってたりするので、探してる人にとっては貴重な資料になりますね
報国第3095号(御調号)(艦上戦闘機)海軍省
戦闘機愛国第3601(御調)陸軍省
ポスターのようなものだが、陸軍と海軍でキャプションが異なるのは興味深いです
陸軍はいわゆる一行縦書きと呼ばれたりする書き方ですが海軍は横書き
番号的に言えば先の福山時計自動車博物館のものと構図などが同じであり合成に見えるため
実際に寄付金が航空機購入に使われたわけではないのかもしれません。
上の写真は戦死者が出た際の葬儀の模様の様子のようで
服飾は戦役に出た方が戻られた際に寄贈したもののようです
戦時国債や貨幣類
電卓ですが現代とは異なる点は計算は紙に印字して表示してた点
当時は液晶はまだまだですし、ニキシー管となると
こんなばけもの
当時価格でいえば、今の普通車が買えるほどの値段だったとか
ゲーミングPCが車ぐらいするものというたとえが現在ではしっくりくるのかな?
同型の電卓を分解した写真を見たが、LSIが発明される前のものなので
トランジスタとダイオードがびっしり
それが1cm四方のLSIにまとまっているのですごい進化である
自分が興味あったものしかピックアップしておりませんけど、ほかにも民芸品や神楽の衣装もありましたので見ごたえは十分かなと思います