ちょっと1号に不都合がありまして、代車で出てきたのが、新型のクラウンでした。
久しぶりのクラウン、しかも新型ですので、ちょっとインプを書きたくなりました。
運転席に乗り込んだ瞬間目に付くのは、ああ、高級車だな、という感じの内装です。
これで、本革仕様もあるんでしょうから(僕が乗ったのはファブリック仕様)
ウォールナット調のダッシュボードとハンドル、中央のナビを含んだ
インフォメーションコンソールは、とても高級感があって、
なおかつメカ好き心をくすぐるハイテックな感じです。
こういうところは、日本車は、とても上手ですね。BMWも見習って欲しいです。
ボタン類の配置で気になったのがトランクリッドのボタンです。
ちょっと見廻しただけだと、どこにあるのか判らなかったです。
運転席のドアのひじ掛けの下のほうについてました。
防犯的な意味もあるのかとおもいますが、どうにも使いにくかったです。
さて、本題の走りの方へ話をすすめてまいりましょう。
エンジンは、まず、非常に静かにかかります。とてもシルキーかつジェントルです。
アイドリング時は、これでエンジンが本当にかかっているのか、と思われるほど静かです。
シフトレバーは、昔のジャガーみたいにギザギザなパターンになっていて、
ちょっとノスタルジックな仕様です。
シフトチェンジをある程度マニュアルで出来る仕組みもついてますが
前に倒すとシフトアップ、後ろにレバーを倒すとシフトダウンという構造で
普段マニュアルに乗ってる人間としては、どうにも気持ちが悪いです。
いっそのことパドルシフトにしちゃえばいいのになあ、なんて思います。
画像は中央道談合坂サービスエリアで撮ったものですが、
高速のランプから本線への合流もさすがにスムーズに出来るパワーと
アジリティーがあります。ブレーキとハンドル操作もとっさの危険を
回避するには十分な反応速度でした。
トルクコンバーターのオートマティックトランスミッションは素晴らしく良く
コンピューター制御されていまして、スムーズこの上ないです。
燃費の向上にも配慮されているのでしょう。
走行モードも、エコ、スポーツ、スノーの三種類あり、エコモードで走ると
平均燃費などが、メーター部分に表示されるようになっています。
コンピューターの計算では、燃費はリッター10.9キロと表示されていました。
サスペンションですが、高速コーナーでは、やはりロールしますね。
これは、日本車とくにトヨタの高級車はしかたがないんでしょう。
ドイツ車のようなガッチリ感はなく、フワフワ浮いたような感じです。
M3に乗りなれてしまうとこのフワフワ感はちょっと不快です。
僕が助手席に長時間乗ったら間違いなく酔います。だから、サスは、要交換かな。
トルコンですから、アクセルを踏み込んでもダイレクトに加速はしません。
ちょっと(0.5秒くらいかな)間があって加速が始まります。
マニュアルでV8に普段乗ってる僕からすると、違和感があります。
しかし、全体としては、バランスがとれたジェントルな車ですね。
これで、飛ばしたり、煽ったりするのは、非常に下品に見えますから
世のお父さんたちは、気をつけましょう。
ジェントルにエコに乗れば非常にスマートに見えて好印象かもしれません。