六月大歌舞伎観てまいりました!
クーマイママさんのご厚意で、午後の部のスーパー歌舞伎、「ヤマトタケル」をご一緒させていただきました。
大変良いお席で、花道のすぐ左側、猿之助演じるヤマトタケルが白鷺になって飛んでいく場面は
「宙乗り」と言って、早い話がワイヤーアクションですが、宙づりになって飛んでいくヤマトタケルを真上にありありと迫力をもって、観ることができました。
このスーパー歌舞伎は、二十数年前に3代目市川猿之助(現2代目市川猿翁)が創始した、いわゆる新物です。
古典歌舞伎ほど型にハマっていないので、堅苦しくなくそれでいて歌舞伎の要素はもちろん多く入っているし、火薬やグラフィック、それから京劇などの要素もふんだんに入った踊りから構成されています。
実際舞台は、歌舞伎の舞台とは思えないほど、カラフルな色彩、多様な踊りで満ち溢れていました。
衣装も素晴らしくきらびやかで、特に、ヤマトタケルの白鷺は、本当にきれいでした。
バリバリの古典歌舞伎でセリフも難しくてよくわからないものとは違って、解説なしでも本当にミュージカル的な感覚で楽しめます。
市川中車(香川照之)、市川團子の演技も見ものでした。中車さん、口上の時から、少し声に疲れが見えました。あと数日で6月は千穐楽。頑張ってほしいです。演技は鬼気迫るものがありました。團子ちゃん、も可愛かったし、よくできました。
猿之助襲名後初のスーパー歌舞伎、3代目と比べられて大変だと思いますが、これからどんどん円熟味が増していくことを期待したいですね。
僕が気づいたのは、脇を固める配役の皆さんが、ホントに素晴らしい演技をしていて、笑也さん、右近さん、猿弥さん、笑三郎さん、月之助さん、など、みなさん、本当に素敵でした。猿之助さんも中車さんも、こういった素晴らしい役者さん達に支えられて歌舞伎を成功させていました。
ほんとに夢のような舞台でした。現実に戻ってくるのが大変でした。
古典歌舞伎もちろん好きですが、スーパー歌舞伎も、とても楽しかったです。
クーマイママさん、ハジメさんとの会食もとても楽しく、妻ともども、大満足で帰って参りました。とても感謝してしています。
また観に行きたいです!