![]() | アマチュア論。勢古 浩爾ミシマ社このアイテムの詳細を見る |
出版社/著者からの内容紹介
現代の日本人に必要なのは、「武士道」でもない、「プロ意
識」でもない、「アマチュア精神」ではないのか? 企業の倫理も個人の良心も
もはや壊滅的に思えてしまう昨今、こんな時代だからこそあえて訴えたい、「ま
ともに生きよ」と。「ふつうの人」の生き方を問い続けてきた著者が、全身全霊
を傾けて書き下ろした一冊。
今、プロという言葉は、どこがボーダーラインかわからぬほど安易に使われて
います。本書は、世間に溢れるプロであるべき人々の不祥事などをとりあげつ
つ、似非プロを一刀両断する痛快な本です。同時に、本当のプロフェッショナル
は、プロという言葉の椅子にそっくり返って座っているような人のことではな
く、日々良くなることを真剣に想い動ける、アマチュア精神を持つ人だという
メッセージを込めており、読むと、痛いところをたくさん衝かれます。しかし、
今こそ老いも若きも様々な人に読まれるべき大切な魂がこの本には宿っていま
す。
出版社からのコメント
装丁は、「R25」、『大人の進路教室。』(山田ズーニー
著、河出書房新社)のデザインを手がけられた尾原史和さんにお願いをしまし
た。ご覧頂いた通り、タイトル、著者名、会社名は逆さまのデザインです。柔ら
かな心、柔らかな頭を持つアマチュア的発想からのことであり、ここにも挑戦す
るというアマチュア精神のメッセージを宿しました。
著者からのコメント
「プロ」の怠惰で軽率で無責任な行動に対して、しばしば投げつ
けられる。スポーツプロだけではなく、職業プロやビジネスプロに対しても同様
である。いわく。「プロ意識が欠如している」「プロ根性がなっとらん」。そし
て最後にはおきまりの「それでもプロか! 金返せ」。
もちろん、それはそれでかまわない。気持ちはわかる。だが、本書はちがう。
このようにいいたいのだ。怠惰で軽率で無責任な「プロ」に欠けているのは、
「プロ意識」でも「プロ根性」でもない。「アマチュア精神」である、と。
著者について
勢古浩爾(せこ・こうじ)
1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に勤務した
が2006年に退職、執筆活動に専念。「ふつうの人」の立場から「自分」が生
きていくことの意味を問いつづけ、『まれに見るバカ』(洋泉社・新書y)で一
躍話題となる。
著書に『私を認めよ!』『白洲次郎的』(以上、洋泉社・新書y)、『こういう
男になりたい』『思想なんかいらない生活』(以上、ちくま新書)、『結論で読
む人生論』(草思社)、『目にあまる英語バカ』(三五館)、『「自分の力」を
信じる思想』『おやじ論』『ああ、自己嫌悪』『自分に酔う人、酔わない人』
(以上、PHP新書)など多数。
今日、女子バレー「日本×ブラジル戦」があった。ブラジルは「プロ中のプロ」。それに対抗するには、「アマチュア精神を持ち続けているプロの集団」に「全日本」がならなくてはいけなかった。どこか、それぞれの選手の顔つきに、「負ける」と書いてある様に見えたのは僕だけだろうか・・・特に高橋みゆき選手。そろそろ小山修加を出してもいいのではとも思ったが、データをブラジルに今の時点で取られるのはマイナスと柳本監督は判断したのだろう。そして、レギュラー選手へ「強いプレッシャー」を体験させたくもあったに違いない。













