表現86)A friend in need is a friend indeed.(困った時の友こそ真の友)
今回は結構メジャーなことわざ(proverb/プロバーブ)を取り上げます。知っている人も多いかも…。知らなかった人だけ読み続けてくださいね。知ってる人は、See you tomorrow! (よし、これで気兼ねなく書けるぞ~)
では、皆さん!この表現は、日本にもあることわざの英語版と思ってください。意味は冒頭の訳で十分と思いますので、英語の使い方を見ていきましょう。まず、in need の意味から。need が「必要」という意味なのは誰でも知っていますよね。その「必要」という状態の中にいる(in)ということで、「~を必要としている」「困っている」「困窮している」「貧乏だ」という意味になります。「~が必要だ」という使い方は、以下のようになります。
□ If you are in need of cash, I will lend you some, but not much.
(現金がなくて困っているのなら、多くはないけど、いくらかは貸してあげるよ)
in need of は、「~の(of)必要な状態(need)にある(in)」と覚えてください。そうすればわかりやすいでしょ。あ、話しがそれましたね…。
なので、a friend in need だと、「困っている友(達)」ですよね、って…違う、違う!「困った時の友」にならなきゃいけないわけですから、この場合は、次のような文構造じゃなきゃいけないわけです。
a friend who remains a friend when you are in need
(あなたが困っている時に友達のままでいてくれる友達)
何かややこしいですよね~。そこまで言わなくても大事なところだけ言えば意味はわかる。ということで、文脈でわかる部分を外すと、以下のようになります。
a friend who remains a friend when you are in need
な、な、なんと大胆な削減!(日本政府もこれくらいしないとね…)でも、皆さん、これは、あくまでそのあとに続く言葉が決まっているから、カットしても「困った時の友」になるのであって、別の文脈なら、「困っている友」にもなることに注意してくださいね。例えば…
□ We have to help a friend in need.
(困っている友達を助けなくちゃね)
今回の表現(ことわざ/proverb)は、そんな「困った時の友」こそ、a friend indeed、つまり、indeed(本当に、本当の、まさに)a friend(友達)である(is)、と言っているわけです。
A friend in need is a friend indeed.
(「困った時の友は、本当の友達だ」→「困った時の友こそ真の友」)
さて、このことわざを音読してみてください。はい、どうぞ!(A friend in need is a friend indeed.)Very gooood.(?)何か気づきました?え?気づかない?音ですよ、音!そう、何か同じような音になるでしょ、前(主部)の最後の音(in need)と、後(述部)の最後の音(indeed)とが。そう、この二つの音は韻を踏んで(rhyme/ライムして)いるんですね。だから言いやすいし、ことわざとしてすぐに覚えられる。さっきの大胆な言葉のカットは、このためにされているとも言えますね。
では、分析(?)が終わったところで、会話を一つ。Here you go!
John: Hi, Jeff. I'm in need of cash big time. Would you lend me some? I'll give you back in a week.
(ハイ、ジェフ。お金がなくて、すっごく困ってるんだ。いくらか貸してくれないかな?一週間後には返すからさ)
Jeff: Again! The last time I lent you money, you returned it after 3 months.
(またかよ!前に貸した時は、3ヶ月後に返したよな~)
John: Well, that was then, this is now.
(昔は昔、今は今ってね)
Jeff: Okay. This is all I have now. 50 bucks. All right?
(わかったよ。今持ってるのはこれだけだけど。50ドル。いい?)
John: Super. A friend in need is a friend indeed. Thanks.
(もちろん。困った時の友こそ真の友だよな。サンキュー)
Jeff: John, I'm in need of manpower for repairing the roof of my house. I need to do it before it rains. Would you help me tomorrow?
(ジョン、僕の家の屋根の修理に人手が足りないんだ。雨が降らない前に修理したいんだけど、明日手伝ってくれないかなぁ?)
John: Sorry, I have an appointment tomorrow.
(悪い、明日約束があるんだ)
Jeff: Is that right? Then, what about the day after tomorrow?
(そうなんだ。じゃあ、あさっては?)
John: I got to work part-time all day.
(一日中バイトでさぁ)
Jeff: All right. Then, the next day?
(わかったよ。じゃあ、その次の日は?)
John: My family is coming for my birthday.
(家族が僕の誕生日のために来るんだ)
Jeff: Your birthday was last month.
(君の誕生日は先月だよ)
John: Of course. They are coming for my sister's birthday.
(そうだよな。みんな、妹の誕生日に来るんだ)
Jeff: When did she come back from England?
(彼女、いつイギリスから帰って来た?)
John: You know about my family very well, don't you?
(君はうちの家族のこと、よく知ってるよな)
Jeff: Yeah, you told me about them many times when I asked a favor of you.
(そうだよ。僕が君に何かを頼んだ時に何度も彼らの話ししてくれたからなぁ)
John: I will give you a call when I have nothing to do. Okay?
(何も用事がない時に電話するからさ。いいかな?)
Jeff: Do you really understand what 'A friend in need is a friend indeed' means?
(君さ、「困った時の友こそ真の友」って意味、本当にわかってるの?)
John: Wait! Do you have a dictionary?
(待てよ。辞書、持ってる?)
Jeff: Give me the money back. Now!
(金返せよ。今、すぐにだ!)
John: I will cancel tomorrow's appointment.
(明日の約束、キャンセルするよ)
Jeff: Meet me at 7 in the morning at my house. 7 o'clock, sharp.
(僕の家の前に朝7時だ。7時きっかり!)
John: Yes, Sir.
(はい、了解しました!)
こんな友人関係は、どうも…ねぇ。I hope you have 'a friend in need.' Do I? I will think about it. However, I want to be 'a friend in need.' Then, I should have 'a friend in need' indeed. Right? Good-bye, guys. See you in the next story. Nao
今回は結構メジャーなことわざ(proverb/プロバーブ)を取り上げます。知っている人も多いかも…。知らなかった人だけ読み続けてくださいね。知ってる人は、See you tomorrow! (よし、これで気兼ねなく書けるぞ~)
では、皆さん!この表現は、日本にもあることわざの英語版と思ってください。意味は冒頭の訳で十分と思いますので、英語の使い方を見ていきましょう。まず、in need の意味から。need が「必要」という意味なのは誰でも知っていますよね。その「必要」という状態の中にいる(in)ということで、「~を必要としている」「困っている」「困窮している」「貧乏だ」という意味になります。「~が必要だ」という使い方は、以下のようになります。
□ If you are in need of cash, I will lend you some, but not much.
(現金がなくて困っているのなら、多くはないけど、いくらかは貸してあげるよ)
in need of は、「~の(of)必要な状態(need)にある(in)」と覚えてください。そうすればわかりやすいでしょ。あ、話しがそれましたね…。
なので、a friend in need だと、「困っている友(達)」ですよね、って…違う、違う!「困った時の友」にならなきゃいけないわけですから、この場合は、次のような文構造じゃなきゃいけないわけです。
a friend who remains a friend when you are in need
(あなたが困っている時に友達のままでいてくれる友達)
何かややこしいですよね~。そこまで言わなくても大事なところだけ言えば意味はわかる。ということで、文脈でわかる部分を外すと、以下のようになります。
a friend who remains a friend when you are in need
な、な、なんと大胆な削減!(日本政府もこれくらいしないとね…)でも、皆さん、これは、あくまでそのあとに続く言葉が決まっているから、カットしても「困った時の友」になるのであって、別の文脈なら、「困っている友」にもなることに注意してくださいね。例えば…
□ We have to help a friend in need.
(困っている友達を助けなくちゃね)
今回の表現(ことわざ/proverb)は、そんな「困った時の友」こそ、a friend indeed、つまり、indeed(本当に、本当の、まさに)a friend(友達)である(is)、と言っているわけです。
A friend in need is a friend indeed.
(「困った時の友は、本当の友達だ」→「困った時の友こそ真の友」)
さて、このことわざを音読してみてください。はい、どうぞ!(A friend in need is a friend indeed.)Very gooood.(?)何か気づきました?え?気づかない?音ですよ、音!そう、何か同じような音になるでしょ、前(主部)の最後の音(in need)と、後(述部)の最後の音(indeed)とが。そう、この二つの音は韻を踏んで(rhyme/ライムして)いるんですね。だから言いやすいし、ことわざとしてすぐに覚えられる。さっきの大胆な言葉のカットは、このためにされているとも言えますね。
では、分析(?)が終わったところで、会話を一つ。Here you go!
John: Hi, Jeff. I'm in need of cash big time. Would you lend me some? I'll give you back in a week.
(ハイ、ジェフ。お金がなくて、すっごく困ってるんだ。いくらか貸してくれないかな?一週間後には返すからさ)
Jeff: Again! The last time I lent you money, you returned it after 3 months.
(またかよ!前に貸した時は、3ヶ月後に返したよな~)
John: Well, that was then, this is now.
(昔は昔、今は今ってね)
Jeff: Okay. This is all I have now. 50 bucks. All right?
(わかったよ。今持ってるのはこれだけだけど。50ドル。いい?)
John: Super. A friend in need is a friend indeed. Thanks.
(もちろん。困った時の友こそ真の友だよな。サンキュー)
Jeff: John, I'm in need of manpower for repairing the roof of my house. I need to do it before it rains. Would you help me tomorrow?
(ジョン、僕の家の屋根の修理に人手が足りないんだ。雨が降らない前に修理したいんだけど、明日手伝ってくれないかなぁ?)
John: Sorry, I have an appointment tomorrow.
(悪い、明日約束があるんだ)
Jeff: Is that right? Then, what about the day after tomorrow?
(そうなんだ。じゃあ、あさっては?)
John: I got to work part-time all day.
(一日中バイトでさぁ)
Jeff: All right. Then, the next day?
(わかったよ。じゃあ、その次の日は?)
John: My family is coming for my birthday.
(家族が僕の誕生日のために来るんだ)
Jeff: Your birthday was last month.
(君の誕生日は先月だよ)
John: Of course. They are coming for my sister's birthday.
(そうだよな。みんな、妹の誕生日に来るんだ)
Jeff: When did she come back from England?
(彼女、いつイギリスから帰って来た?)
John: You know about my family very well, don't you?
(君はうちの家族のこと、よく知ってるよな)
Jeff: Yeah, you told me about them many times when I asked a favor of you.
(そうだよ。僕が君に何かを頼んだ時に何度も彼らの話ししてくれたからなぁ)
John: I will give you a call when I have nothing to do. Okay?
(何も用事がない時に電話するからさ。いいかな?)
Jeff: Do you really understand what 'A friend in need is a friend indeed' means?
(君さ、「困った時の友こそ真の友」って意味、本当にわかってるの?)
John: Wait! Do you have a dictionary?
(待てよ。辞書、持ってる?)
Jeff: Give me the money back. Now!
(金返せよ。今、すぐにだ!)
John: I will cancel tomorrow's appointment.
(明日の約束、キャンセルするよ)
Jeff: Meet me at 7 in the morning at my house. 7 o'clock, sharp.
(僕の家の前に朝7時だ。7時きっかり!)
John: Yes, Sir.
(はい、了解しました!)
こんな友人関係は、どうも…ねぇ。I hope you have 'a friend in need.' Do I? I will think about it. However, I want to be 'a friend in need.' Then, I should have 'a friend in need' indeed. Right? Good-bye, guys. See you in the next story. Nao