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Naoの誰でもわかる!英語の話

英語を勉強している人へ、面白い、ためになる話し、知識・情報などを、誰もがわかるように書いていきます。

「使える英語表現」(No. 151)「仲直りのためにここに来たの。」

2010-03-12 | Weblog
表現151)I came here to bury the hatchet.(仲直りのためにここに来たの。)

(at the cafeteria on campus)
Sally: Is this seat taken?
(この席空いてる?)
Jessi: Sure. Oh, hi, Sally. What are you doing here.
(空いてますよ。あ、やあ、サリー。ここで何してるの?)
Sally: I wanted to talk to you about last night.
(昨夜のこと話したかったの。)
Jessi: As I told you, that was your misunderstanding. I was not dating with Sue. It was just…
(言ったように、あれは君の誤解だって。スーとデートしていたわけじゃないよ。あれはさ…)
Sally: Listen. I came here to bury the hatchet.
(聞いて。仲直りのためにここに来たの。)
Jessi: So you believe what I said?
(じゃあ、僕の言ったこと、信じてくれたんだね?)
Sally: It doesn't matter. Do you want to make up with me or not?
(そんなことはどうでもいいの。仲直りしたいの、したくないの?)
Jessi: I don't understand. You want to make up with me not believing what I said?
(わかんないよ。僕の言ったことは信じてないのに仲直りしたいってこと?)
Sally: Everyone makes a mistake. In fact, I once had a date with Peter.
(誰にでも間違いはあるわ。実際、私も前にピーターとデートしたことあるし。)
Jessi: Peter? He is my best friend, Sally. How could you…
(ピーター?僕の親友だよ、サリー。なんでそんなこと…)
Sally: Tomorrow is my birthday. Remember?
(明日は私の誕生日よね。覚えてる?)
Jessi: I do.
(もちろん。)
Sally: I can bury the hatchet if you take me to a brand new French restaurant. What do you say?
(あなたが開店したばっかりのフランス料理店に連れて行ってくれるのなら、仲直りしてもいいけど。どうする?)
Jessi Reconciliation in exchange for an expensive meal, huh.
(高価な食事と交換に仲直りってわけ。)
Sally: It's up to you, Jessi. Deal or we keep fighting?
(あなた次第よ、ジェシー。手を打つの、それとも喧嘩続ける?)
Jessi: You win. Let's bury the hatchet. By the way, how much is the meal for two?
(君の勝ちだよ。仲直りしよう。ところで、食事二人分でいくらなの?)
Sally: A couple of hundred dollars, give or take.
(だいたい、200ドルってところかしら。)
Jessi: Sally. Could you call 911? I think I will have a heart attack.
(サリー。911に電話かけてくれる?心臓発作起こしそう。)

いつも男の方が弱いような気がしますね~男女関係は。あ、そんなことじゃなくて、英語の勉強、勉強…。今回はまず会話文から見てもらいました。「仲直りをする」がテーマの会話で、今回の表現は、bury the hatchet(ベアリー、ダ、ハチェット)でしたね。でも、その他にも「仲直りをする」を意味する表現が出ていましたよね。覚えてます?そう、make up (with)ですね。「まだありましたよ~」ん?あ、「仲直り」を意味する名詞の、reconciliation(レコン、シリエイション)ですね。動詞は、reconcile(レコンサイル)ですね。

では、bury the hatchet(ベアリー、ダ、ハチェット)についての説明です。hatchet(ハチェット)とは「手斧(おの)」のことです。斧(おの)って言っても、この頃見た人はあまりいないですよね。映画の中くらいかな?だいたい殺人事件が起こるやつですね(恐!)。イメージはあると思いますが、その斧(おの)をbury(ベアリー)する。つまり、「斧(おの)を埋める」を意味するのが、bury the hatchet(ベアリー、ダ、ハチェット)ということです。「斧(おの)を埋める…が仲直りする…?」その通り。

この表現はアメリカインディアンの慣習から来た表現です。部族間での争いをおさめる際、つまり、平和条約等を結ぶ際に、互いの部族の長(おさ)は自らのhatchet(斧)を土に埋め(bury)、それを平和の象徴的儀式としたとのこと。この行動、bury the hatchetが、その後一般的語彙となり、「仲直りする」を意味するようになったものです。聞いてみると、あ~なるほど、って思いますよね?

ということで、今回は、アメリカインディアンのお話…いや、bury the hatchet(ベアリー、ダ、ハチェット/仲直りする)のお話でした。Okay, guys. This is it, today. See you soon. nao