9月3日、埼玉グリーンアドバイザーの会の研修会でした。
講師は、(㈱サカタのタネ 花統括部)小杉波留夫氏です。
「新しい価値の創造と人のつながり」のテーマでお話がありました。
1、花は人を笑顔にします。人は何故花が好きなのか。
2、マ-ケットの変化と新しい需要の創出。
3、フォーチュンベゴニア開発物語。
4、日本中を花いっぱい 「花のタネ団子」
2、マーケットの変化では「自治体生産主導から消費者主導へ」
1990年の大阪花の万博から官民一体となった需要拡大が行われて、
ガーデニングブームと相まって花壇苗は大きく伸長したが、
自治体が公園などに花を植えられなくなった、社会状況の変化に伴い需要は半減した。
(高齢化社会になり、予算を使わなければならなくなった)
個人消費主導となったが、これが正しい需要だ。
都会で花壇がない人に花壇苗を売るのはどうなのか。
都会の園芸は、コンテナ植え。
寄せ植え苗が必要だ。(7.5センチのロングポット植えの苗)
ポットのまま、コンテナに寄せて植える。
これからの秋から春までは、土植えでなくポット寄せで大丈夫。
「日々の変化する社会の中に開発のアイデアは埋もれている」
<消費税の増税>
8%10%になれば、小売店の利益が減少します。(1ポット58円のパンジーを売っていたのでは)
小売値段の見直しの機運がたかまるでしょう。
<エイジフリー社会到来>
年齢なんて関係ないと思う人の社会がくるでしょう。
お金をもっており、品質にこだわる大人を満足させる商品が必要になるでしょう。
<環境革命の進行>
安心・安全・健康がお金の価値より高いと判断する意識革命が進行しています。
スイスでは農薬を使わないで生産された種子が25%のシェアを占めており、EU諸国に広がっています。
「花のタネ団子」の作り方。
ケト土に黒土と肥料にマグアンプを混ぜます。
ケト土 6から7と黒土 4から3で土団子をつくる。
団子に花のタネを混ぜ込みます。
仕上げは、ハイフレッシュをまぶして終わりです。