ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

バイキング(10/23)2

2018-10-30 13:34:00 | メディア
さて、ここからは、この日の「柱」1本目…
「女子駅伝 200m四つんばいで執念のたすきリレーに物議」です

現地での取材や街の声を集めたVが流れ始めると
ワイプには、口元にギュッと力を入れてご覧になっている甲斐さんが映り
このニュースには、かなり関心がおありなのかなあと…?

10月21日に福岡県(宗像・福津)で開催されたプリンセス駅伝2018で
2区(3.6km)を担当した岩谷産業の飯田怜選手(19歳)が
「タスキを繋ぐ数百m手前で、崩れるように転倒
そこから200m(6分間)四つんばいになってタスキを繋いだ」ことに関して

「美談とするか?止めるべきだったか?議論が巻き起こっている」件を
マラソンランナーの谷川真理さん
スポーツライターの小林信也さんと共に「深掘り」して行くということで

まずは、飯田選手のプロフィール紹介があり
何故、右脛骨骨折(全治3~4ヶ月)という状態にも関わらず
「四つんばいで進み、タスキを繋いだのか?」について…

谷川さんによれば…プリンセス駅伝は、駅伝日本一の出場権をかけた闘いであり
27チーム中、上位14チームのみ出場権を得ることが出来る
1年に1回の一発勝負の場だったということ

岩谷産業は、創部2年目で、大会は初出場
飯田選手がタスキを受けた時は、全体の3位だったこと
個人競技とは違うそのタスキの重さ
…が、プレッシャーとしてあったと考えられるそうです

坂上さんが「そういった理由があって…だって、全体の3位走ってた訳でしょ?
それを高卒のルーキーの子が請け負って、次に繋げなきゃいけないってなったら…
だからこそ駅伝ってね、色んなドラマがあって感動を呼ぶんですけどね」と振られ

ヒロミさんが「駅伝って、ホントに日本人らしいっていうか
日本で生まれたスポーツだから、ホントに日本人気質というか
一つのタスキを繋いで行くっていう…僕も観てましたけど…

ホントに彼女、スタートの時も(1区の走者が)3位で入って来た時に
(スタート地点に)出てかなかったんだよね
出て来なくて、急にバーッと出て来たよね」と返されると
坂上さんも「あそこで、ちょっと…
やっちゃったっていうのもあったのかな?って…」と同意され

更に、ヒロミさんは「彼女、頑張って走ってて、気持ちはすごい判りますよ
ま、止められなかった審判も、ずっと横にいて…
僕、観てて、脱水かな?と思って…(『うん!』と甲斐さんの声)
脱水だったらもうムリじゃないですか

だけど、しっかりしてた感じがあったから
たぶん、横にいた審判も『(本人が)やる』って言ってるから
止められなかったというのもしょうがない
俺もたぶん、やらしちゃうと思うんだよね
監督だったら別だろうけど、監督もそばにいないから判んないもんね」と話されてました

次に、坂上さんは「これ…でも、甲斐さん
ただ、結果的には骨折しちゃってて
じゃあ、その四つんばいでゴールまで行ったところは
素晴らしいことだとは思うんですけども
もはや駅伝にはなっていなかった訳ですよね?」とお訊ねになり

甲斐さんは「もうすでに4分…1位とは4分違うんですよね
だから、レースの体裁にはもう、なってないんですけど
ただ、その1区の選手が3位で入って来た時に並んでなかったじゃないですか
とにかく慌ててバーッとタスキ貰って行ったんで
気持ち的には相当焦ってたと思うんですね
その焦ってるのが怪我に繋がった感じもすごいするし…

それで、やっぱりルーキーだし、おまけに、その次の…
これ、次にデカイ駅伝がある…晴れの舞台じゃないですか
その晴れの舞台に繋がる非常に重要(なレース)ということで
やっぱり、タスキは切りたくないって思いは絶対ありますよね」とコメントされ

坂上さんが「選手だったら、100人中100人がそういう思いで走ってるし…」
…とおっしゃったトコで「うん!」と頷かれ「そうですねぇ」と甲斐さん(笑)
その合いの手にも負けず(笑)「それまで練習積み重ねてる訳で
だからこそ、今回も色んな意見が出てるんですよね」と坂上さん

この日は榎並アナではなく、柳原可奈子さんが進行役を務めておられるらしく
「今回の執念のたすきリレーには、多くの賛否が寄せられています」と
一般の方々のご意見を紹介…

「親として、可哀想に思うところもあったけど、とても感動した」
「タスキに思いが乗っていて、すごい感情が見えた」などの声がある一方で
「19歳と聞いて尚更、これからの人生があるので止めた方が良かった」
「『もう走れないからダメだ!』と止めるべきじゃないのか」
「ドクターストップなど、ルールを改正すべきだ!」といったご意見も…

坂上さんは「当たり前のことなんですけど
批判とはいえですね、飯田選手ご本人に向けられたものじゃなくて
まあね、今回の場合は、監督は止めさせたかったんだけど
連絡が上手く取れなくて…っていう事情もあった訳で
そういうの一体どうなってるの?っていう思いだと思うんですが…」と振られ

谷川さんは「まあ、彼女自身は倒れて、ホントにタスキを繋ぎたい
もしも自分がここで止めてしまったら
残りの選手は走れなくなる訳じゃないですか
なので、とにかく這ってでもタスキを繋いで…
残りの選手が区間賞を獲るかも知れませんからね
その思いで最後までやったというのは、ホントに素晴らしいと思います」
…と、ランナーの方らしいコメント

小林さんは「駅伝じゃないんですけど
ロス五輪で女子マラソンが最初に採用された時に
競技場にフラフラで入って来た選手がいて…アンデルセンさんっていうんですけど
その後、3週間くらい一緒にいて、アンデルセンさんの話をずっと聴いて…

その時もね、本人は意識はハッキリしていたし
ナンであんなことに自分がなったのか?と…
ものすごく逞しい女性なんですよ、会ってみると…
その時も医療関係者が常に彼女と接しながら
『走れるか?どうか?』って訊きながら、最後まで走ったんですね

僕は、これを美談にする気はないんだけども
選手は、特に駅伝はね、繋ぐためのものだから…
ただ、今、日本中が、大会とか選手じゃなくて、僕ら日本人が
『その価値観をどうすんだ?』って突きつけられてるような気がするんで…

だって、この放送観てても…
それから、パブリックビューイングで観てたシーンなんかも
ネットに載ってるんですけど
ゴールした瞬間、やっぱりみんなが拍手してる訳です」とおっしゃってました

我が家は、この放送を観てないんですが
ご覧になった方々のお話からすると
審判員の方が飯田選手に声をかけておられる様子や
実況アナが、このアクシデントで、ご自身も興奮されたのか?
視聴者の感情をちょっと煽るような口調で話されていたことで
より一層、その「日本人気質」や「価値観」が揺さぶられたんじゃないかと…?

我が家も…特に奥さんは「日の丸を背負って」とか「チームのために」といった
何かしらの負荷がかかるというか、期待や使命を帯びた闘いに
この上なく高まる体質なので(笑)…
この放送を観ていたら、間違いなく拍手を贈ったと思うし

海外で活躍なさっているアスリートの皆さんが
「まず個人ありき」といった考えを採り入れ
日本に持ち帰られるようになったとはいえ
「ここぞ!」という場合には、やはりチームのために
ご自分を犠牲になさることもナキニシモアラズだし
この「気質」を拭い去るのは、難しい問題だなあと…
コメント
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