今日は忙しい一日となりそうだ。
午前中は、モミィの運動会がある。
9月1日から途中入園して、さて、やっていけるだろうか…?
と、心配していたことが今では嘘のように、モミィは皆勤を続けている。
幼稚園が楽しくて仕方ない、という様子だ。
今日の運動会も、ずいぶん前から楽しみにしていた。
もちろん、僕たちまわりの大人たちも、大いに楽しみにしているところだ。
9月の終わりに、モミィの通う幼稚園の園長先生に手紙を出した。
この1ヶ月、モミィが1日も休まず元気に幼稚園に通っていることへのお礼の手紙だ。
4月に入園した寝屋川の幼稚園では集団になじめず、発達障害だの自閉症だのと診断され、夜も泣いたりして寝ないので医師から安定剤を処方されるという思いもよらぬ事態に至って、僕たちは悩んだ。悩んだ末、9月の新学期からモミィをわが家で預かって藤井寺の幼稚園に通わせることを選んだ。これも大きな賭けだった。これでダメだったら、もう他に方法がない。背水の陣で望んだ藤井寺への転園であった。
だが、僕たちの心配をよそに、モミィは元気に新しい幼稚園に通い始めた。
内弁慶だったはずなのに、友達の家に遊びに行ったりもした。
先日は何人かの友達をわが家に呼んで、いっしょに遊び、おやつを食べた。
驚くべき変化であり、進化である。
「集団に入らず、離れたところでひとりでシクシク泣いている」
「やる気がまったく見られない」
寝屋川の幼稚園の担任の先生の所見では、そう書いてあった。
それが、あざやかに変身したのである。
まるでモミィの大好きなプリキュアのように。
そうした、モミィのめざましい成長も、ひとえに今の幼稚園の園長先生や担任はじめ諸先生方の暖かいご指導のおかげであると心から感謝しています…
そういういう内容の手紙を園長先生に送ったのである。
むろん、これは、形式的なお礼でも何でもなく、心からそう思ったことである。
すると、翌日に妻が封筒をもらって帰ってきた。
園長先生から僕宛の返事の手紙であった。
ちなみに、園長先生は女性の方である。
「うれしいお手紙をありがとうございました」
という書き出しで、園長先生はこんなことを綴っておられた。
「(モミィは)園の活動のいろいろなことに関心を示し、体操もにこにこして、皆と一緒にしていますし、先生の話や絵本なども真剣に聞いています。何事にもチャレンジしようとする意欲的なモミィちゃんはすばらしい。できることよりも、意欲を見せるということを本園では大切にしています(中略)。運動会が、子ども達の成長を保護者皆様と喜び合える日となりますように。お手紙をいただいたこと、うれしくて取り急ぎお返事をいたしました。担任はじめ職員皆でよろこんでいます」
ありがたい手紙であった。
モミィの幼稚園生活は、モミィ自身の口から聞いていただけで、実際はどうなのか、よくわからない部分も少しはあった。それが、園長先生の手紙で、本当にモミィがよく頑張っているんだなぁということが間違いなく確認できた。これほどうれしいことはない。
かつて、寝屋川の幼稚園の担任の先生は、6月ごろに、
「この調子だと、秋の運動会も無理かも知れませんね」と言った。
まだ何ヶ月も先なのに、どうしてそんなことが言えるのか…と内心僕は反発した。
そのことが、嘘のようなこのごろである。
そして、きょう、その運動会の日を迎えたのである。
運動会は午前中で終わり、寝屋川から来たモミィのママと弟のソラを交えて外食したあと、僕は2時から自宅でテレビを見なければならない。
巨人対阪神の、クライマックスシリーズ第一戦である。
大阪に住みながら、長島や王がいた自分の小学生の時以来、ずっと、50年間東京のジャイアンツを応援し続けてきた僕は、ぜひとも、甲子園という厳しい「敵地」で阪神をギャフンと言わせてやりたいことを切に願っているのだ。
これを読まれた、コバヤシ君はじめ熱烈な阪神ファンは、「な~に。もう阪神の2勝は決まったようなものさ~」と思っているかもしれないね。
さて、どうなることか…
午前中の運動会も大事だけれど、午後2時からの巨人・阪神戦も目が離せない。
がんばれ~モミィ。 がんばれ~巨人。
*僕は50年間、学校でも、職場でも、巨人ファンであったがゆえに、
どれだけ多くの「迫害」を受けてきたことか。
地元近鉄バファローズのファンだったわが子どもたちにまで、
「大阪におって、なんで巨人やのん?」 などとと首をかしげられた。
とほほ。 それでも、巨人軍はフメツなのです。