ほんとに、どうなっているのですか…?
いいえ、中国のアホな人間たちの反日デモのことではありません。
巨人ですがな。
2日連続で零封負けとは…
ひど過ぎるじゃないの。
今朝の新聞を見ると、小笠原とラミレスの写真が載っている。
2人とも1安打も打てず、凡打の繰り返し。
「うつむく小笠原」 「うつむくラミレス」
な~んて、写真説明に書かれちゃって、本当に2人ともうつむいている。
そりゃぁ、うつむくわなぁ。 肝心の得点源が、ともにヒットゼロなんやから。
巨人ファンも、うつむくしかないわ。
内海も、相手のピッチャーに先制のヒットを打たれてどないすんねん!
まったく~。ボヤいても、ボヤいても、ボヤき足らん。
どっちにしても、1点も取れないのだから、話にならんでしょ。
話にならんから、もうこの2試合の話は、しません。
今夜はもう、テレビは見ないでおこう。3連敗の気配、濃厚だ。
そんな弱気が出始めている(…と言っても、見るだろうけどね)。
しかし、「オレ流」か何か知らないが、落合の野球哲学には共感できない。
先日、アナザービートルさんへのコメントのお返事にも書いたけれど、
去年3月の野球世界一決定戦(WBC)で、
中日は一人の選手も日本代表として派遣しなかった。
「WBCなど関係ない。選手が怪我したらどうしてくれる?」
と言い切った落合である。これが「オレ流」というものらしい。
一方では、原監督はチーム作りを犠牲にして、全日本代表監督に就任。
そして見事に日本代表を優勝に導いた。
その去年のセ・リーグ。CS最終戦も巨人対中日だった。
あのとき、もしも、巨人が中日に敗れたなら、
落合の「オレ流」が正しかったということになる…という向きもあった。
その意味でも、絶対に負けてほしくなかったシリーズだった。
ご存知のように、巨人は中日を下し、日本シリーズに進出した。
「どうだ、見たか。正しいものが勝つのだ」 と、あの時は、本当にうれしかった。
落合の「チーム優先論」は、わからなくもない。
しかし、日本プロ野球全体のことも、少しは考えてくれ、と言いたい。
少しぐらい、貢献してもいいではないか。
イチローだって、松坂だって、大リーグから日本代表に参加したのである。
落合の「オレ流」は、あまりに視野が狭くはないか…?
とは言っても、今年は 「オレ流」 にここまで完敗だから、どうしようもないけど…
まあ、そんなことですわ。
でも、落合なぁ…。 選手の時はよかったけどね~。
現役時代の一時期、巨人の四番を打っていた選手だ。
強烈な思い出が残るのは、1994年(平成6年)の10月8日だ。
巨人と中日が129試合を終えて同率首位。
両チーム130試合目の最終戦が、ナゴヤ球場での巨人・中日戦だった。
つまり、その試合に勝ったほうがセ・リーグで優勝、という大一番。
土曜日の夕方からのゲームだから、普通なら絶対にテレビ観戦するところだ。
しかし…
何の因果か、その日は大阪府下市町村職員の研修旅行の出発日だった。
これは大阪府下の市町村から1名ずつ参加する研修旅行で、
僕は松原市からその研修に参加することになっていた。
行く先はヨーロッパ4ヵ国である。
巨人・中日戦が行われるその日の昼に、飛行機が離陸した。
夕方になると、勝敗の行方が気になって気になって仕方ない。
しかし、飛行機の中ではテレビ、ラジオの中継もない。何もない。
そんなとき、機長からの機内放送があった。
何かと思ったら、野球の途中経過であった。
「現在、6回を終了し、6対2で巨人がリードしております。
巨人の落合と松井に、ホームランが出ています」
わ~~~~~~い。
気の利いた機長さんである。
さらに1、2時間後、再び機長の放送が。
「試合の結果を申し上げます。中日ファンにはお気の毒ですが、
6対3で巨人が勝ち、優勝いたしました」
客席のあちらこちらから拍手が起きた。
(巨人ファンは、案外大阪にも多いのである)。
「見たかったな~、その試合」とちょっと残念だったが、
申し分のない結果となり、いたく満足した。
「落合がホームランか。ええとこで打つなぁ、さすがや」
あの時の落合はよかった。僕もファンだった。
でも、今の落合は、巨人の敵だ。
あぁ、それにしても、今日こそ勝ってほしい…
「オレ流」 だけには負けてほしくない…
と、うつむきながら、思うのである。