春の新学期から、中学校でヒップホップダンスが必修科目になるという。
AKB48やKARA、えぐざいる(…字の書き方、わからん)らの影響だろうか。
それにしても、義務教育の必修科目にダンスとは…
あんなものが教育として成り立つのか…
…と言いたいところだけど。
ダンスはものすごい運動量だし、バランス感覚も必要である。
体の動きが脳に与える影響も、かなり大きいのではないだろうか。
それが中学校で必修科目になるのは、むしろ歓迎すべきでしょうね。
僕もスポーツジムで何度かエアロビクス教室に参加したことがある。
ステップを踏みながら姿勢を変えたり、両手を上げたり回したりと、
あれもこれも同時にやらなければならないのは結構難しいけれど、
身体をリズムに乗せて踊っていると、ウキウキしてくるのは確かだ。
ダンスは、身体も心も豊かにしてくれる。
中学校の保健体育の先生たちが、春から生徒に教えなければならないため、
ダンス教室に通ってインストラクターから特訓を受けているニュースも見た。
そしてNHKのニューススタジオに小学生たちが来て踊っているのを見て、
その可愛らしさとダイナミックな動きに、僕はすっかりハマってしまった。
そういえば、わが家のモミィもダンスは大好きだ。
テレビでフィギュアスケートの真央ちゃんなどを見たらすぐに影響を受け、
「わたしもフィギュアスケートするから、見ておいてや」
と、部屋の中をチョコチョコ走り回ってポーズをとったりする。
そして「演技」が終ると、必ず「今のは、何点…?」と聞くのである。
数日前、そのモミィに「キッズダンスを習うか…?」と尋ねた。
モミィはもともと運動神経とか手先の器用さとかが、他の子より遅れている。
今はスイミングとエレクトーン教室に通い、それは改善されつつあるけれど、
全身を躍動させるダンスを身につけると、きっと将来にプラスになるだろう。
鉄は熱いうちに打て…である。
わが家から歩いて5分程度のところに、
「キッズ・ダンス・ファクトリー」というところがある。
さっそく1人でそこへ出向き、ピンポーンと鳴らした。
インストラクターらしい女性が出てきたので、詳細を聞いた。
「無料体験レッスンがありますので、ぜひお越しください」
冒頭のチラシは、その時にもらったものである。
そんなことで、昨日、夕方の5時半から1時間、
モミィを連れて行って体験レッスンを受けさせた。
生徒たちは幼稚園から小学校3年生くらいまでの女の子だったが、
びっくりするほど体がやわらかく、動きは俊敏で、いきいきとしている。
モミィもその中にまじって、見よう見まねで懸命に身体を動かしていた。
その姿が何ともユーモラスで、思わず吹き出してしまうほどだった。
休憩のとき、年長の女の子がモミィに足の動かし方を教えてくれていた。
「モミィちゃん、モミィちゃん」と、妹のように接してくれたのが嬉しかった。
教室に入って30分余りで、モミィはすっかり雰囲気になじんだようである。
体験レッスンが終ったあと、正式に生徒として入会する手続きをした。
「いやぁ、みんな上手ですね~。いいですね、ダンスは」
と、僕が感嘆してつぶやくと、インストラクターのお姉さんは、
「では、お父さんもご一緒にどうですか…?」と言った。
お父さん、なぁ…。