僕のほそ道   ~ のん日記 ~

  
これと言ったテーマはなく、話はバラバラです。 つい昔の思い出話が多くなるのは年のせい? 

モミィの卒園式

2012年03月16日 | モミィの成長日記

昨日、モミィの幼稚園の卒園式が行われた。

思い起こせば2年前の4月、モミィは大阪北部の幼稚園に入園した。
そこで集団生活になじめず、発達障害などと診断された。
そのまま数ヶ月が経ったが、モミィは落ち込み続けていた。

そして夏休みに入った時、僕たち夫婦がモミィを引きとり、
9月の新学期から、今の幼稚園に通わせることにしたのである。

今の幼稚園は、長男(モミィのパパ)が通った幼稚園でもあった。

家庭環境が変わり、幼稚園が変わると、モミィは見事に変身した。

いい先生方やいいお友だちに恵まれたのだろう。
いつのまにか、「幼稚園大好き~っ子」 になっていた。

そして1年半の時を経て、晴れの卒園式の日を迎えたのだ。
理想的な形で卒園式を迎えることができて、本当に嬉しい。

さて今日は、きちんとした服装で出席しなければ…と、
久しぶりにスーツを引っ張り出し、ネクタイも選んだけれど、
ネクタイなどは退職後、めったに締めたことがなかったので、
ひょっとして結び方を忘れたんじゃないか…?
と、恐る恐る結び始めたら、手が勝手に動いてくれた。ホッ。


                    


妻とふたりでモミィを連れて幼稚園に行き、いっしょに校庭に入った。
そこからモミィと分かれ、僕たちはスリッパに履き替えて2階へ上がった。

そこが卒園式の会場である。

やがて園児が一人ずつ、一礼をしながら入場してきた。
ぞろぞろと並んで入って来るのではなく、
一人ずつ、間(ま)をあけて入って来る。

今の園長先生は、30数年前、わが家の次男が幼稚園のときの、
担任の先生である。去年4月にここへ園長先生として来られた時、
むかし、保護者会の役員をしていた妻が、「あら~〇〇先生だわ」
と園長先生の旧姓を口にし、当時の記念写真を出してきたりした。

そんな馴染み深い園長先生から、園児ひとり一人が卒園証書を受け取った。



  
    
モミィも、卒園証書をしっかり受け取っていた。


園長先生の式辞では、32人の園児ひとり一人の名前を挙げ、

その子の幼稚園での心に残る思い出やエピソードを語られた。

通り一遍の式辞ではなく、先生方の温かい気持ちが伝わってきた。

そのあと、園児たちが壁を囲むように並んで、思い出の歌を歌った。
園児たちの歌声が流れると、会場はさらに華やいだ。

僕たち夫婦が座っているすぐそばにモミィがおり、間近で写真も撮れた。  

   

 
      左から2番目がモミィです。

 

最後に「卒園の歌」を合唱して、閉会となり、園児たちが退席した。

しばらく待った後、先生方の案内を受けて部屋(保育室)に入った。
そこで子どもたちが輪になり、担任の先生が真ん中に立っておられた。
それを、保護者たちがぐるりと取りまく。

担任の先生も、今日は凛々しい袴姿である。
(しっとりとした雰囲気の、お優しい先生です)
その先生から、園児たちひとり一人にお手紙が渡された。



 

 
   担任の先生に握手をしてもらった。

 

その次には、今度は園児たちから1束ずつ、先生に花が贈られた。

先生は最後に「小学校でもがんばってね~」と園児たちにエールを送り、
僕たち保護者にも、丁寧な挨拶をされて、予定の全てが終了した。

30数年前、妻はこの幼稚園で2人の息子たちの入園式と卒園式に出た。
僕は、仕事の関係で、そのいずれの式にも出席したことがなかった。

それが、まさか30年以上後に…
僕たちが夫婦でこの幼稚園の卒園式に「親」として出席するとは…

夢にも思わなかった話である。

美空ひばりさんも「愛燦燦(さんさん)」で歌っておられましたが、

人生って 不思議なものですね~

 

 

  
 去年、年少組だった時の担任の先生ともお別れを告げる。

 

 
 いちおうこんな写真も…。 久々にネクタイを締めると、気持ちも引き締まる ?

 

   
   帰宅して、卒業証書を示すモミィ。
   1年半、よく頑張りました~。
   次は小学校で、また頑張ってね。

 

 

 

 

コメント (8)
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