年度末といっても、勤めていた役所は退職したので仕事とは関係がない。
ただ、その役所では、定年に達しない年齢で辞める人が増えているという。
役所の後輩に当たるいろんな人からメールをもらうので様子がわかるのだが、
どうやら「改革」を叫ぶ「維新の会」にかぶれているような最上層部がいて、
これがやたらに権力をタテに職員に無理難題を押し付けたりしているそうだ。
(維新の会の議員らも、最近、役所で威張り散らしていると非難されている)
むろん改革は必要である。しかしその手法が強引であれば、人の心は離れる。
トップやナンバー2に立つ人間は、職員のやる気を引き出さねばならない。
自分に媚びる職員を重宝し、主張を通す職員を排除する姿勢は、情けない。
在職中に親交の深かった職員で、早期退職する人が今年は特に多い。
まだ40歳そこそこの若いあの男子職員が辞める…?
真摯な姿勢で仕事に向かっていた複数の女子職員も辞める…?
え…? あの人も辞める…? この人も…?
僕の目から見てまじめで優秀だった職員が、
数多く、この3月末をもって、早期退職する。
今の体制では仕事に熱意をもてない、という人たちが辞めていくのだ。
定年まで勤めるのが本意だろうが、やってられない…というところか。
いずれにしても、この役所は僕の勤めていた頃と大きく変わった。
僕が退職した後に就任した市長と副市長を「恫喝路線」と呼ぶ職員もいる。
これでやる気をなくした職員たちは、ある部分ではゆるみ、
またある部分では過酷な業務を押し付けられ、ストレスを強める。
ある職員はそれでうつ病になり、僕の住む街の心療内科へ通っている。
いつか駅前で、そこへ治療に向かう彼とバッタリ出会い、話を聞いた。
彼も、副市長から酷い扱いを受けてノイローゼになったそうである。
まあ、そんなことで、今では僕にとって何の関係もない市役所だけど、
そこで働く何人かの職員とはずっと親しく付き合っていることもあり、
そういう話を聞くと、なんとも哀しい気がする。
議員にもボンヤリ者が多いので、チェック機能も期待できない。
…ということで、この調子では当分、市の発展も期待できない。
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話はコロッと変わるが、この年度末から4月初旬にかけては、
幼稚園から小学校へと移行するモミィの春休み期間でもある。
エレクトーンの初めてのコンサートがいよいよ今日の午後にある。
何ヶ月も前から、楽譜をもらい、ボチボチと練習をしてきたが、
この1~2週間は、発表曲のレッスンの特訓に明け暮れた。
曲のいくつかのパートの一つを受け持つモミィだが、
メロディも伴奏もあって、一人で弾くとだいたい弾ける。
しかし、合同で弾くと、他のメロディや伴奏が耳に入り、
自分が今どこを弾いているのかわからなくなって、
途方に暮れる…という場面が多かった。
僕は、教室での合同レッスンをデジカメで動画撮影し、
家でそれをパソコンにセットして音のボリュームを上げ、
それに合わせてモミィにエレクトーンを弾かせる…
という練習を繰り返させた。
僕は、モミィのエレクトーンのすぐ横に座って、
「いちにのさ~ん、はい」 とリズムをとってやり、
聴きながらチェックして、練習に付き添っていた。
あぁ、早くひとりで練習できるようになってほしい~
妻は妻で、コンサートでモミィが着るドレスやリボンを作った。
生徒のママの中で、型紙や生地を用意してくださる方がいて、
ドレスの「完成品」を写メールで送ってもらったりしながら、
妻にそれを伝えたり見せたりし、妻はそれを見てミシンをかける…
と、まあ、そんなことで、ドレスもリボンも無事に出来上がった。
このドレスに関しては、エレクトーン教室に付き添ってきているのは、
すべてママかおばあちゃんかのどちらかで、男は僕ひとりである。
だから、ドレスの生地を切ったり縫ったりという話は全くわからない。
生地を用意してくださった方に 「作り方」 の説明を書いてもらったり、
とにかく、その方には、何から何までお世話になり、大いに助かった。
一昨日の火曜日に、最後の合同レッスンがあった。
その時は、全員 (9人ですが) がドレスを着て、
本番と同じ服装で、コンサート曲を弾いた。
これがその時の写真です。 ↓
27日。 エレクトーン教室で最後の合同練習。 左端がモミィです。
そのコンサートが、今日の午後、八尾のプリズムホールで開かれる。
これが、モミィが一緒に習っているグループ全員の 「初舞台」 だ。
練習は、やれる範囲で精一杯できた。 その点、悔いは残らない。
あとは、これが無事に早く終わってくれることを願うばかりである 。
僕もここ数週間、譜面を暗記したり、自分でエレクトーンを弾いたり、
モミィをみてやるために、それなりの苦労を重ねて、かなり疲れた。
エレクトーンを習いに行かせるのがこれほど大変なことだったとは…
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今日のコンサートが終われば、明日から2泊3日で東京へ行く。
モミィの卒園のお祝いに東京ディズニーランドへ連れて行くのだ。
こちらも、いろいろと予備知識の必要なことがあって、
妻がガイドブックをにらみながら、あれこれ段取りを考えている。
気がかりなのは東京のお天気で、出発する明日の30日から下り坂となり、
まる1日ディズニーランドで遊ぶ予定の31日は荒れ気味の雨天だという。
ああぁ~
人ごみの嫌いな僕は、ただでさえ疲れるだろうに…
おまけに雨とはなぁ。
とにかく、東京から帰ってきた4月1日の夜に、
はじめてやれやれ…と、心の底から落ち着けるのだろう。
今日を入れて、あと4日。 落ち着ける日まで、あと少しである