東京ディズニーランドがオープンしたのは1983年だというから、
来年で30年になるわけで、ほんとに早いものだな~と思う。
当時の新聞やテレビでは、連日その大盛況ぶりが報道されていた。
何しろものすごい数の人たちが押し寄せ、大混雑の様子であった。
だいたい僕は人ごみが大嫌いである。
長い行列に並ぶというのも、自分の趣味に合わない。
なんでわざわざ人ごみへ出かけて無駄な時間を過ごさねばならないのだ。
あんなところへは生きているうちは行きたくないものだ、と思っていた。
ある作家の男性も言っていたけれど、
「いい人は家にいる」
…というのが僕の人生における基本的な考え方なのです(笑)。
では東京ディズニーランドには一度も行ったことがないのか…?
といえば、実はそうではなく、オープンして12年目の1995年3月に、
妻と2人で東京に旅行した折、ディズニーランドへ行ったのだった。
3月の今ごろだったなぁ…と思って当時の日記を見てみると、
95年3月18日だった。 17年前の、ちょうど昨日のことである。
しかし、昼ごはんを食べるのにレストランで1時間も並ばされた時は、
やっぱり来るのではなかったな~、とちょっと後悔したものであったが、
いくつかの乗り物にも乗って、まあ、そこそこ楽しい雰囲気は味わえた。
余談だが、次の日の3月19日に東京銀座で、地下鉄への階段を下りるとき、
一人の男が「世界は滅ぶ」みたいなことが書かれたカードを通行人に配っていた。
僕もそれを1枚、受け取った。
オウム真理教による「地下鉄サリン事件」が起きたのは、その翌朝だった。
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さて、あれから17年経ったこの3月。
再び東京ディズニーランドへ行くことになった。
今度はむろん、夫婦ふたりではなく、モミィを連れてである。
17年前に行った時は、東京都内のホテルへ泊まり、
ディズニーランドへは日帰りで行き、夕方また都内に戻った。
しかし、モミィを連れての旅行では、そうもいかない。
今回はJTBの代理店へ足を運び、30日から2泊3日の行程で、
新幹線+ディズニーランド+ホテルというセットを申し込んだ。
ホテルは、最も便利で人気のあるディズニーホテルなどは全部満室だった。
次にオフィシャルホテルというのがあり、JTBが勧めてくれたのは、
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルというところだった。
そこで2泊することにした。
それからは妻がガイドブックを見ながら、あれこれ計画を立てている。
そして、妻から頼まれるまま、夕食のレストランの予約をした。
ひとつはポリネシアンテラス・レストランというところで、
「ミッキーとミニーのポリネシアン・パラダイス ・ディナーショー」というもの。
ディズニー大好きのモミィが喜びそうなので、ネットでA席を予約した。
(ショーが一番よく見えるS席はすでに満席だった)
また、もうひとつは「れすとらん北斎」というところでの夕食だが、
これは、プライオリーシーティングというシステムで、電話予約をした。
プライオリーシーティングというのは、レストランが大混雑するので、
あらかじめ指定された時間に店へ行き、席が空き次第優先的に案内される、
…というシステムで、席の予約ではなく、いくらか待たなければならない。
やれやれ…。 食事ひとつするにも、たいそうなことである。
まあ、いかに人ごみの大嫌いな僕でも、春休みの、それも週末に、
東京ディズニーランドへ行くからには、覚悟を決めなければならない。
郷に入っては郷に従え、である。
「ディズニーランド、楽しみぃ~」
と、声を弾ませるモミィがうらめしい。
今から、旅行中の3日分のエネルギーをためておかなければ…
たぶん、そのエネルギーの最後の一滴まで使い果たすのだろうなぁ(泣)