それにしても、悲惨な交通事故が相次ぐ。
今度は高速道路でツアーバスが防音壁に激突、
7名もの死者と、約40名の重軽傷者を出した。
これもバスの運転手の居眠り運転だという。
人を何人も死なせておきながら「過失」で軽い刑…というのも、
こういう事故が後を絶たないひとつの原因になっているのではないか。
勤務体系などの構造的な問題点がさまざまに指摘されているが、
それ以前の問題として、やはり運転手個人に大きな責任がある。
ハンドルを握る人たちは、本当に細心の注意を払ってほしい。
居眠りはもっての他だが、猛スピードで狭い道を走る運転手などは、
日常生活の中でも、ちょっと外出するとあちこちで見かけるわけで、
やはり運転無神経者…とでも言う人間が少なくないのは事実である。
人を死なせてから、いくら後悔しても絶対に元には戻れないのだから。
…と、まあ、書くつもりはなかったのですが、
あまりにも続くので、ちょっと書いてしまいましたけど…
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さて、ゴールデンウィークたけなわ…ですが、
昨日はモミィが「バイキングを食べたい」というので、
妻が姉とよく行くという大阪梅田のマルビル1階にあるレストランへ行った。
昔から人気のある店だし、連休中だからさぞ混雑しているだろうと思ったけれど、
予約もせずに行ったのに、意外にも並ぶことなく、すんなりと入ることが出来た。
JR大阪駅周辺も、北側がどんどん発展しているうえ、
新駅ビルには三越伊勢丹や専門店街の「ルクア」が入り、
人の流れが大きく変わったようで、マルビル界隈に昔の賑わいがなくなっている。
久しぶりに行ったレストランのお客の入りを見て、それを実感した。
しかし、まあ、バイキングは僕にとっては落ち着かない感じがするんだけど、
モミィは大好きで、食事を終えると、次はデザートを求めて歩き回っていた。
妻とモミィと3人で、お腹がはちきれそうになるまで食べた。
(僕はビールまで飲み、帰る時、ズボンのベルトがギンギンで苦しかった)
大阪の梅田に出たのは久しぶりのことで、しかも沢山食べたあとなので、
少しでも「消化」させるため、運動がてら歩こうということになった。
ちょうど雲っていたので暑くもなく、歩くのにはちょうどよかった。
梅田新道の交差点を南へ歩いて大阪市役所の手前へ出て、
そのあと、中之島公園を天満のキャッスルホテルまで歩いた。
これがなかなかの美観で、しばらく来ない間に、
中之島公園もずいぶん様変わりして、
とてもいい公園になっているな~という印象を受けた。
途中、中之島図書館(府立図書館)の前を通った。
ここは僕が市役所に勤め始めた頃の思い出の場所である。
昭和46年、松原市役所に就職した時、最初に配属されたのは…
…市史編さん室という、風変わりな職場であった。
「松原市史」というものを発行するために新設された部署で、
僕が初代の職員となり、専門家の嘱託職員さんのお手伝いをする…
そんな仕事であった。
そして、最初に命じられたのが、中之島図書館に通うことであった。
図書館の閲覧室で、明治時代から出ている新聞をず~っと目を通し、
その中の松原と周辺の河内地方に関する記事をピックアップするのだ。
たとえば「河内木綿、今年は豊作」といったような記事を見つけるのである。
集めた記事を元に、執筆者の大学教授らが松原の歴史を綴るというものだ。
だから最初の半年間くらいは、ほとんど市役所へは出勤せず、
朝から夕方までこの図書館へ来て新聞を閲覧する日が続いた。
市役所に入って、まさかこんな仕事に回されるとは…
思いもよらないことであった。
…今は昔の物語であるけれど。
中之島図書館(資料写真)
中之島公園から、大川沿いに天満橋方面へ。
で、その中之島図書館を横目で懐かしく眺めながら、歩いた。
有名なバラ園のバラはまだだったが、手入れの行き届いた公園内を、
モミィは元気に走り回り、僕らも歩いていると気分が安らいだ。
横に流れる大川には観光客を乗せた水上バスが行き来している。
川岸の桜はすっかり終わったけれど、これで桜が満開だったら、
まるで絵に描いたような風景になるのだろうな、と想像した。
天満橋から地下鉄で阿倍野へ出て、今度はこちらの新名所、
「キューズモール」へ行って、妻がモミィの夏服などを買った。
モミィも少しずつ大きくなっていくので(当り前だけど)、
服やズボンや靴など、しょっちゅう買い替えなければならない。
最近は阿倍野周辺も人の数が驚くほど多くなった。
これで、現在工事中の近鉄百貨店が最終的に完成したら、
梅田や難波に負けないくらいの一大繁華街になるんだろうね。
歩いたり買い物をしたりで、すっかり疲れてしまったが、
藤井寺駅に着いたとたんに雨が降ってきた。
あわてて自転車置場まで走り、雨に濡れながら家まで走った。
「大形連休」の前半は終了し、今日と明日はモミィは学校である。
学校へ行くのをつい忘れそうになってしまうほどだけど。
こういうのはむしろ「大型連休」とはいわず、
「飛び石連休」とか「途切れ連休」とか言うのでしょうね…??