養老孟司さんの「養老訓」という名著がありますよね。
団塊世代の僕たちには身につまされる話が満載です。
読まれた方も多いかと思いますが…
そこに、こんな一節がありました。
「幸せな老後」 という言葉は少々おかしい。
老人になるということは、人生が終わると言うことですから、
身体は駄目になってくるし、目は見えないし、みんなはバカにするし。
何が 「幸せな老後」 だと思います。
あまり大きな期待はしないほうがいい。
そうしたら思いがけないことですごく幸せを感じるかもしれない。
それには感受性が大事です。
…というくだりです。
な~るほど。 感受性ですよね~
そういえば、意識はしていませんが、僕がこのブログを続けているのも、
感受性を衰えさせたくない…という気持ちが作用しているのかも知れません。。
ま、それはそれとして。
この本には次のようなことも書かれてありました。
老後に本当に必要な資産はお金ではありません。根本は体力です。
きちんと歩けるほうが財布に100万円入っているよりも、ずっと幸せです。
体が元手で、お金が元手ではありません。
老後資金より、老後体力を考えるべきなのです。
…と。
説得力のあるお話です。
でもね…
財布に100万円入っているというのも、かなりの魅力ですよね~