昨日の朝日新聞の夕刊に「髪のエイジング」という記事があった。
フサフサした髪をいつまでも、と願う人たちのための記事だった。
その記事によると…
若々しい髪を保つためには、食事と睡眠、頭皮ケアの継続…
と、この3つが大事だそうであるが、まあ、食事と睡眠は、
髪の毛に限らず、あらゆる健康の源なので、それはいいとして。
(タバコは血流を悪くするので禁煙は必須、とのこと)
頭皮ケアの継続、というところが肝心だと思われる。
今日は、それについての僕の体験を、ちょっと書いてみます。
僕は以前からよく頭髪のことを質問されてきた。
「のんさん、髪の毛、染めているのですか…?」と。
答えは、「染めてません。そのままですけど」
チラチラと白髪は生えているけど、染めるほどじゃないもんね。
「全然、髪の毛、薄くないですね~」
…とも、現役時代から今日に至るまで、よく言われてきた。
(いや、別に自慢じゃないですよ、ホント)
年のわりには、髪の毛は、まあ、若い。
小柄で童顔に加え頭髪がそれだから、全体に若く見られるのだと思う。
若い人から中高年までの幅広い年齢層で、髪の毛で悩む男性は多い。
その点だけは、今だにそういう悩みを持たなくていい僕なのです。
(ほかの点は、ロクでもないことだらけですけど…)
でもね…
僕は学生時代から髪の毛が少ないというか、ほそいというか、
友人たちに比べると、頭髪のボリュームに欠けていましたね。
20代半ばを越えると、髪を洗うたびにどんどん毛が抜けるので、
うむ、これは30歳になるまでに禿げるのではないか…と結構悩んだ。
そこである時から、何かで読んだことを実践するようになった。
頭皮に刺激を与えるため、お風呂で冷水を頭からかぶる方法だ。
具体的に言いますと…
熱いめのお湯に、のぼせるほど浸かる。
体からそして頭から、汗がどっと噴き出してくる。
そこで湯船から出て、冷水を頭からかぶるのである。
全身にかぶるのだが、特に頭部には大量に冷水をかける。
そして再び湯船に浸かり、また噴出すほど汗を出して水をかぶる…
水分補給をしながら、これを数回、繰り返す。
その刺激で血流がよくなり、毛根が元気になる (…ということですわ)。
そんな入浴法を、四季を通じてず~っと実践し続けてきた。
何事も長続きしない僕としては、珍しいことであった。
ジャンプーするときは、地肌をマッサージする感じで洗う。
風呂からあがるとサクセスという育毛トニックでまたマッサージ。
そして、素早くドライヤーで髪を乾かす。
髪が湿ったままにしておくのも良くないらしいので…
実は僕はこの入浴法を、主に夜ではなく朝にやっていた。
毎朝早起きしてジョギングに出る習慣があったので、
帰宅して風呂に入り、これを実践していたのだ。
朝風呂、朝シャンをしてから仕事に出ていたわけですね。
まあ、これに科学的根拠があるのかどうか知らないけれど、
頭皮の血流がよくなることは間違いなさそうである。
長年のこの習慣が、髪の毛を維持することに繋がったのかな~と思う。
そして、それを裏付けるような話を競馬の武豊騎手がしていたのだ。
武騎手が言うには、競馬の騎手に頭の禿げた人はいない。
(ほんまかいな?)
それは、騎手は減量のために日常的にサウナを使い、
サウナから出て冷水に浸かる。 その際、頭から冷水をかぶる…
それを繰り返しながら体重を減らしていくのだが、
毛根や頭皮の新陳代謝もそれで自然によくなる。
だから騎手は禿げない…
…そんなことを言っていたのである。
まあ、頭髪は遺伝もあるようだから、一概には言えないだろうけど、
この武騎手の話を週刊誌で読んだ時、僕はぽんと膝をたたいた。
「やっぱりそうやったんや~」 みたいな感じで。
別にサウナでなくっても、お風呂で十分です。
頭髪でお悩みの方、あるいは薄毛の予防に、
お試しされるのもいいかも知れません。
ただし、この方法に慣れていない年配の方は無理されないように。
僕も、最近はこの「冷水入浴法」の回数をちょっと減らしています。
「年寄りの冷や水」 な~んて、シャレになりませんからね~(笑)